~ゆきももこの活動日記 - 里親さん募集中 - ねこひと会

by yukimomoko

保護活動は甘くないんです、本当に。

可哀想な子を保護したい、しようと思っている、実際に保護した、って人が最近増えてきているのはとても良いことだし嬉しいんだけど、

可哀想な子がいます!でも私は保護できないから誰か助けてください!

って、それって『保護活動』と言えるのでしょうか。

『保護活動』を名乗りながら、餌付けもしてない、エサヤリと関わってもいない、地域への働きかけもしない、避妊手術のための捕獲もしまい、で、
ただ闇雲に「可哀想だから!」と保護し、

「可哀想な子がいたから連れて帰りました。でも自分では保護できないので誰か預かってください!」

そういう人がいると私はちょっと待ってと言いたくなる。
本当に本当に、その子は人を頼ってまで保護する必要がある子なのか?
その子が外で少しでも安心して暮らせるような努力をあなたはしたのか?
・・・と。

しかも、
「次の保護活動のために一時預かりさんどうかお願いします!」とやたら自分が「保護活動」をしていると強調。

そんな気軽に『保護活動』なんて言ってほしくないんですよ。

勿論、ただ少しずつ保護するだけ、という行為を否定するわけではありません。
それはそれで協力者がいればやれるだけやっても良いと思うし完璧に解決できなくても誰も責めることはできません。

けれど、みんな誰でもこういう事を始めると段々気がついてくるはず。

「保護してるだけではダメだ。」と。

保護して里親さんが見つかれば一番良いけど、保護しなくてはいけない子を減らさないことにはキリがない。
とにかく避妊しなくては・・・と。

それで、みんなエサヤリ、捕獲して避妊しているんです。
そして、黙々と避妊しただけでもやっぱり根本的な解決はしないのですから、地域への働きかけが必然だという事になるのです。

エサやりボラの苦悩は計り知れません。
その猫達すべて保護したいけど、すべてできるわけがない。
少しずつ、自分で何とか保護しようと思っていても、いつも「飛び入り」の保護が入って結局自分の餌場の子は後回しになり、そのうち外で儚い命を終えてしまいます。

でも、辛いけどそうするしかないんです。
外猫達の過酷な状況はどこも同じ。
保護場所がないのは誰も同じ。
人に迷惑をかけられません。

完璧な活動なんて誰もできないけど、自分で保護できない子のSOSをやたら発信するのはよく考えて欲しい。

しかもその上飼い猫かどうかもオスメスかどうかも、エサヤリがどんな人かも把握せずに、むやみに保護する・・・。
間違ってもそういうのが『保護活動』だなんて思って欲しくない。
それを声高に言って世間の勘違いさんを増やして欲しくない。
それは単なる『保護』であって、ヘタしたら保護という名の『拉致』になります。

とにかく、そういう人は「自分にできる事をしているだけよ!可哀想な子を一匹でも救えて良かったわ♪」なんて自己満足に浸っていないで、本気でやるべきことを考えて欲しいし、やれないならやれないで多大な迷惑を他人にかけていると自覚して行ってください。
できない事を誰も責めはしません。

もちろん、保護してもらえた子は幸せになったら嬉しい。
幸せになってくれたら「あの時保護しなかったら今頃は・・・」と、保護された事を嬉しく思うでしょう。

でもその陰で、もっともっと保護が必要だった子が保護されずにたくさん死んでいったという事も、ちゃんと知ってて欲しいなと。

そういう事です・・・。



以下、ボラ友さんのある日の日記より。

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私はSOSを発しない、SOSに手を出さない

私だって本当は、出来ればSOSを発したい猫を外でよく見付けます。

この間も、東京に台風が迫っていた日、暴風の中、風で飛ばされそうになりながらニャーニャー鳴いていたあの子、もう大人の猫だったけど、もしかしたら捨てられた子かもしれない。
その時は、痩せてはいないからエサはもらえている子か、どこかの家で半外飼いにされていて帰れなくなった子か、と思ったけど、やっぱり気になって次の日その子がいた場所に行ってみたら、大雨に打たれながら死んでいました。

母がまだ通院していたりで経済的にと、うちには保護できるスペースと時間が今はもう無いので、自分はあの子がいた場所を案内するぐらいしか出来ないのに、あの日、もしネットで助けを求めていたら、朝一で誰かが保護しに来てくれて、もしかして助かっていたのかもれない。
でも、きっと手を差し伸べようとしてくれる人は結局、自分と同じ状況だよとか、既にみんな、いっぱいいっぱいだよとか、どこかで無理していて大変だよ、と諦める。
私自身が手を出せないのだから、と諦める。
"諦める"とは語弊があります、端から考えません。

あと、よく知っている人の事で、本当に切羽詰まっていそうな案件でなければ、SOSに手を出しません。
新潟のだって練馬のだって埼玉のだって、本当に心配だし気になるし、みんな助かって欲しい。
だけど、うちに1、2匹なら大丈夫と思って、そこに手を出すと、長年エサやりしている場所の子達に申し訳無い気がしてしまう。
寒い日も暑い日も雨の日雪の日も待っている、そこの子達でさえ、うちに連れて来れないでいるのに(連れて来れるのなら、あの子達を連れて来ないと)。

まるで、助けて!と言った者勝ち。
困っている人や、危険な場所の人懐っこい野良猫や、明日の命も危うい犬猫は周りに山ほどいるのに。
例え話題にならなくても、人知れず、誉められることはなくても。

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ボラなら誰しも共感する悲しい日記だと思います。





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by yukimomoko | 2007-09-28 21:37 | 猫活動・日本の愛護事情