ゆきももこの猫夢日記

野良猫問題のよくある疑問

ちゃま坊さんのブログで、こういう日記がありました。

「野良猫問題のよくある疑問」
この中からチョイスしてゆきももこなりの解説をしてみます。


◆TNRや地域猫では、野良猫を減らす効果はない?

「地域猫活動をしても猫は減らない。」
よくアンチ地域猫派が言うことですが、TNR活動や地域猫活動が確実に行われれば、野良猫は確実に減っていきます。
捨て猫はパトロール強化などで防げるし、自家繁殖や他地域からの流れ猫も、地域からの情報で早めに手が打てます。
効果が現れない場合は、不妊手術に反対する無責任餌やりや、餌やり妨害・苦情攻撃などの非協力者・無理解者、執拗な嫌がらせ行為をする者などの存在があるからです。
前者は、隠れて猫を増やすし、後者は、猫ボラが猫を把握し管理することの邪魔になります。



◆TNRから地域猫に発展しない原因は何か?

理解のない人からの妨害や圧力、嫌がらせに屈してしまうからだと思います。
と言うか、ほとんどの猫ボラは、そこまでいく前にさまざまな妨害、圧力、嫌がらせを経験している場合が多いので、やる前から諦めてしまう人が多いと思います。

また、猫ボラは性格的に人と接するのが苦手な人が多い気がします。
地域猫活動は、地域や行政と何度も話し合いが必要なので、
対人恐怖症とまでいかなくても、内気で人と話すのが苦になる人には、荷の重すぎる仕事です。

もう一歩進んでやるべきだと、頭で思っていてもやれない、という人。
人と和やかに話をできない人。
高圧的だったり卑屈だったり。
言葉足らずだったり知識足らずだったり。

もうひとつ。
ただTNRするのみでもかなり大変なのですが、
それを地域猫へと発展させる働きかけまでやるとなると、大変な時間と労力が要ります。
忙しい猫ボラさんには、時間的にも労力的にも、地域猫活動の働きかけをするのはかなり無理があるのだと思います。

これらの問題を軽くして、地域猫活動を有効に進めるには、やはり行政の援助と保証が必須だと思いますが、現状では行政側にも人材不足の問題があり、ボラにほとんど丸投げの状態です。

 


◆優先すべきはTNRか地域への説明か?

本当は、地域への説明が先のほうが良いのです。
と言うのも、ただひっそりとTNRをしても、周りに理解してもらえなければ、前述したように無理解による妨害や苦情が出てきます。
猫の把握と管理も十分にできません。
それにより、TNRの効果が薄れてしまい、苦労が水の泡となる場合が多いのです。

また、地域の協力なしで行ったことは、どんなにボラが苦労して行ったとしても、しょせん「別に頼んだわけじゃない。あんたら猫好きが勝手にやったこと。」で済まされてしまいます。

人というのは、自分が気にならない事には苦情も言わない代わりに、自分達が苦労していないことには無関心ということが多いものです。
労力もお金も負担していないので、その後また猫が増えても無関心のまま。
だから、猫ボラが勝手にTNRだけしても一時的に繁殖が減るだけで、結局地域の人間の頭の中はなんの進展もないままなので、またそのうち猫は増えていきます。

だから、地域猫活動をしているボラには、こういう考え方があります。

【地域の人間が困り果て、何とかして!とすがりついてくるまでは手を貸すな。あちらから相談してくるまでは放置すべき。】

これは、地域の理解なくして野良猫問題は解決しない、という考え方で、その考え方は正論だと思います。
たしかにこのやり方だと地域への啓蒙という点では絶大の効果があるのです。

けれど、仮にも猫ボラでありながら、不妊手術未の猫を見ても、「相談が来るまでは放置」、つまり「見て見ぬふりをする」事を疑問に思う人も多く、時としてボラ同士で衝突も起きてしまいます。

私自身は、「先に説明する派」の見て見ぬふりにはどうしても納得がいかないのですが、先に説明する派の人を一様に責めるつもりもありません。

と言うのも、実はここでお金の問題が出てくるのです。

野良の不妊手術には、助成金が出る自治体がだいぶ増えてきましたが、まだまだ枠も金額も十分ではないところが多いし、助成金が出ても実費はかなりかかります。

相談されてでなく、こちらから手がけたTNRは、「頼んだわけではないでしょ!」とあしらわれ、地域の人からお金の回収をするのはとても困難です。
しかも、ボラが手術した後だと、地域の人には困ることはもうないわけですから、お金を出してくれる人はますます減ります。

つまり、地域の協力がなければ、メスで10000円前後、オスでその半分かかる手術費は、結局ボラが自腹を切るはめになるのです。

たとえば、A区のボラがB区でひどい現場を見つけ、B区のボラに「何とかしなさいよ」と言っても、B区のボラが「地域の人の協力がないとお金がないからできないわよ。」と言えば、もうA区のボラはB区のボラに強要はできません。

A区のボラだって、頭では、地域への働きかけが先のほうが良いとわかっていても、今、目の前にやせ細った猫達が山のようにいて、目のぐしゃぐしゃな子猫をたくさん抱えて子育てしている母猫がたくさんいて、さらにお腹の大きな猫がたくさんいるのを見たら、とても放ってはおけません。

結局A区のボラは、見てしまったもん負けの状態になり、なんの関係もない場所なのに自腹を切ってTNRを行ってしまうわけです。

もし、実際に「説明が先派」のボラの考え通りに、見て見ぬ振りで放置していたらどうなるでしょう?
いくら苦情がない場所だとしても、猫が増え、生まれた猫達は風邪や事故で半数以上が死に、残った猫達は栄養不良の状況でまたさらに繁殖を繰り返し、そこは猫地獄みたいになってしまいます。

そこまで極端に酷い状況にならず、そこそこ「自然淘汰」されて猫が増えなくても、そこの人間達の考えは、30年前とまったく一緒。啓蒙にはなりません。

「地域への説明が先派」のボラの事情も考え方もわかってはいるのですが、
地域への働きかけも何もせず、人が根をあげるのをただ待つだけで、猫達の惨状を知りながら放置、というのは、猫ボラとして本末顚倒だとしか私には思えないのです。


猫ボラがみんな一度は感じるこのジレンマも、行政の支援があればかなり解決されるのではと思います。




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