ゆきももこの猫夢日記

なぜ自分で育てた子をそうも簡単に諦めるのかわかりません

(副題・なぜ脱走した子を探す気がない人が、他人が大事に育てた子をわざわざもらおうとするのかわかりません)


子猫から育てていた子がいなくなったのに、たった3週間で諦めて里親の問い合わせをしてきた人の話を、去年書いたことがありましたが
【探してあげて!】

昨日の里親会にも同じような人が来ていました。

小学生の女の子がいるお母さんで、「動物好き」な、普通に良い感じの親子です。

うちのフーシャー子猫のスーちゃんを、小学生の娘さんが気に入って、かなり長い時間見ていました。
もちろん、「スーちゃんは手強い」という説明はしたんですが、お母さんはその気になって申し込みしようと思ったようでした。

その時、お母さんがこう言い出しました。
「前の猫は逃がしてしまってそれきりになってしまったのですが、そういうのって敬遠されますか?」

私は答えました。
「正直、そうですね。脱走は一番させてもらいたくない事なんですよね。その子は見つからなかったんですか?」

「ええ、それでやっぱり寂しくて・・・次の猫ちゃんを飼おうということになって。だめでしょうか?」

私、「いなくなった猫ちゃんはどういう状況で脱走したんですか?」

聞くと、玄関の開け閉めの時に、靴箱の下かどこかに潜んでいたのを気がつかなかったらしいのです。
まあ、よくあるパターンで、あってもらっては困るけれど、責めたてるようなことでもありませんよね。

問題はその後なんです。
お母さんはこう言いました。

「帰ってくるの待っていたんですけど、そのまま帰ってこなかったんですよね。(娘に)ね?」

その言い方が、特に必死で探したという感じがしなかったのです。
それで、猫がいなくなったのはいつ?と聞くと、ほんの1ヶ月前だと言うのです。

「えっっっ!たった一ヶ月前!?だったら探したらまだ見つかるかもしれませんよ?」

たしか、手の平に乗るくらいで保護して、完全室内飼いで育てて、甘えん坊の男の子(去勢済み)だったらしいのです。
脱走は何度かあったらしく「いつもはすぐその日のうちに帰ってきてたんですが。。。」と言っていました。

私は、人馴れている猫が脱走して帰らないのは、自分の意思で帰らないのではなく、帰れなくなっているからだ、という事を話しました。

「家に帰れない猫は、怖くてどこかに潜んでいるんですけど、日が経つにつれ少しずつ移動するんですね。それで、たどり着くのが猫の餌場なんですね。でも最初からよその縄張りに入ってゴハンを食べるなんてできませんから、しばらくはそこの猫達が食べ終わるまで隠れていて、あとでこっそりと食べ残しを食べたりするんですね。そうして、だんだん大胆になってきて一緒にゴハンを食べるようになってきて、初めて餌やりさんが『アラ!アンタ一体どこの誰?』と気がつくというパターンが多いのです。そうなるまでが大体1ヶ月くらいかかることもありますから、迷子のポスターを貼っておけば、餌やりさんが『うちに似た子が来てますよ!』と連絡をくれるということがありますよ!まだ諦めるのは早いですよ!」

するとお母さんは「そうですか~。」とは言いましたが、「まだ希望がある」と聞かされて「え!?本当に?嬉しい!」という感じではないんですね。

なので私はこうも言いました。
「逃がす事自体起こして欲しくないんですが、問題は、逃がした後にちゃんと行動を起こしてくれるかどうかなんですね。名前を呼びながら色んな時間に探す、窓をやドアを開けていつ帰ってきても気がつくようにしてあげる、電話番号を書いてポスターを作って貼りまくる、そういう事をしていただかないと。」

お母さんは「はあ。。。」となんだか熱心なのか気がないのかわからないようなお返事。
子供は相変わらず「可愛い~!」とスーちゃんに夢中。

私、「おうちは一軒家でしたっけ?あ、一軒家ですね。(しかも都内ではなく他県でした)
ああ、遠くからわざわざいらしてくれたんですね。でも一軒家でお子さんもいるとなかなか脱走対策は難しいでしょう?もし逃げました!と言われた時に、近くだと私達も探しに行けるんですが、遠くだとそうも行かないし、おまけにこの子猫は人に懐いていませんから呼んでも絶対に出てこないです。お母さん、申し訳ないですけど悪条件が揃ってます。。。」

里親会場まで出向いてくれた里親希望さんが、こちらの希望を満たしていない時、お断りするのには気を使います。
話のしようによっては、別の子、別のボラさんとの縁組が可能になる場合もあります。

そこで一応
「せめて人馴れしているとか模様がすごく珍しく特徴があるとか、年のいった子でお外に出たがらないとか、おうちの環境に適した別の子にしてみては?」

と言うと、お母さんは
「うちは家族が多くて人の出入りがあるからどうしても完璧に脱走させないって難しいんですよね~。でもポスターとかってのもねえ。。。子供がいるから電話番号を載せるというのはやれないかなと思いますし。。。」と言うのです。

ああ、この人は本気で探してくれる気はないんだな、とはっきりわかったので、私もはっきりとこう言いました。

「逃がした時に探す努力をすることは飼い主の義務ですからね。。。譲渡の必須条件にもなっていて、譲渡契約書にもそういう箇所を設けているんですよね。。。それをしていただけない方には、残念ですが、ボランティアの保護猫はあげることはできないんです。。。」

お母さんは、私がここまで言う前から「この人からはもらえないな。」と気がついていたようですが、子供達は相変わらず、「スーちゃんを抱っこさせて~!」と言ったりしてて無邪気なもんです。

お母さんは、「前の子を探さないで次の子をもらったら可哀想だから諦めようね。」と子供達に言って、帰っていきました。

私の話を聞いて反省してくれたのかな?諦めず探してみようと思ってくれたのかな?

残念だけど、私の印象ではそんな感じではありませんでした。
きっと、もっと安易に猫を渡す人からもらうか、最悪、ペットショップで買うかするのでしょう。

里親申し込みをお断りさせていただく方には、この親子のように、たしかに猫は好きそうな方がたくさんいます。
このお子さんも、たとえ猫に噛まれたとしても平気!とも言っていました。
きっと普通に善良な猫好きのご家庭なのでしょう。

猫が家出しても、帰ってこないな、と心配はしても、猫ってそういうもんだと思ってて、あんまり自力で探そうって気もなくて、いなくなって寂しいし心配だと思っても、どこかで生きていってるだろうと思っていて、猫が「好き」だから、たった1ヶ月でまた次を飼おうとする。猫が好きだから。

でも、いなくなった子のために、携帯番号を入れたポスターは貼りません、と言う人には、私の里親さんにはなって欲しくないし、もっと言えば、保護猫でなくても、もうどんな猫でも飼って欲しくない、そう思いました。

もちろん、そこまで言う権利は私にはありませんが。。。いなくなった子が可哀想でなりません。
乳飲み子から室内飼いで人の手で育てられ、甘えん坊だったというその子。
寒い中、どこでどうしているのか。。。


↓一日一ポチよろしくお願いします。
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ にほんブログ村 猫ブログ 猫 里親募集へ


*******************************

リンクのご協力お願いします!

         ◆◆車上猫SOS・残された17匹!◆◆
e0144012_12513935.jpg


   ◆◆◆SOS!世田谷区連続猫虐待事件!◆◆◆
e0144012_5262467.gif


    
◆◆◆
◆特に読んで欲しい日記◆

ねこひと会
里親募集中の子達
一時預かり、搬送協力常に募集中です!


◆◆cat care housueでは、随時里親募集の子の面会可能です♪◆◆ 
             ♪♪毎週プチ里親会開催♪♪
e0144012_13203366.gif



にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ にほんブログ村 猫ブログ 猫 里親募集へ 
<< 今朝のすあま なんと!フーちゃんの里親さま内定! >>