公園の餌やり許可交渉



H公園というところで餌やりしていたAさんが、清掃のおじさんに怒られて、警察に言うぞと脅されたんだそうです。

Aさんは、不妊手術をする努力はしていたのですが、うまく捕まえることがなかなかできなくて、私の古くからのボラ友夫婦に相談をして、TNRの指導を受けていた矢先でした。

猫達は、近隣で置き去りにされた飼い猫達が公園に流れてきたもので、可哀想に思ったAさんが餌をあげ始めたのがそもそもの起こり。

TNRはまだ途中だけど、ボラ友が入って13匹済んでいます。
Aさんは置き餌せず、猫が食べ終わるまで見て、後片付けをしています。
その後、目につく糞便の掃除をしています。

ボラ友は、捕獲器の使い方を指導し、Aさんは自分でも何匹かTNRできるようになっていました。

ただ、多くの餌やりさんがそうであるように、Aさんも、クレームに対していつもビクビクするばかりで、ちゃんとした説明も何もできない。
そこで、ボラ友が、TNR活動の理解と協力をしてもらうために、公園管理事務所にお願いに行くことになったのです。(私は単なる付き添い。)

公園側がよほど頑固でイジワルでなければ、交渉はそんなに難しくもないはずです。
けれど、何しろ一般の人に餌やりについて理解してもらうのはとても難しいし、まして公園という場所は特に、いろんな決まりがあるので、公に猫の餌やりを許可ができません。
そのほとんどは、活動を理解した上での【黙認】という形をとっています。

さて、このH公園は、家族連れや犬の散歩、子供の遊び場んどたくさんの利用者がいるかなり広い公園です。
シルバー人材のおじさん達が、花壇の手入れや清掃をしていて、きれいでした。
所長さんは、けっして感じの悪い人ではなく、どうやら動物もけっこう好きっぽい印象。

ただ、私達のことは頭から【迷惑餌やり】と決め付けていたようです。

最初に、ボラ友がんさん(猫ボラ夫婦の夫さんのほう)が、資料を出してTNR活動についてのざっとした説明をしました。
所長さんはうんうん、と頷きながら(ちょっと小ばかにしたような顔で)黙って聞いていましたが、がんさんが説明し終えると、所長さんはおもむろに写真のファイルを出しました。

何かと見ると、悪質なばら撒き餌やりの跡の写真でした。

「あなた達ね、現状を把握して言ってますか?これをご覧ください。これがこの公園の現状ですよ。」

所長さんは、得意げな様子です。
Aさんの迷惑餌やり現場の証拠写真を出したつもりなのでしょう。
ああ、それでちょっと小ばかにしたような態度で聞いていたんだな。。。

私達は写真を見てつい笑ってしまいました。良い資料をあちらから出してくれたんですから。
「いや、この人(Aさん)は置き餌はしていないから、こんな写真を撮られるはずがないんですよ。これは別の人でしょう。」
「この現状って、どの公園にもあることなんですよ。私達の活動に、こういう人はとても迷惑なのです。私達もこういう人を無くしたいんですよ。」

所長さんは、ちょっと動揺したようでした。
「え、この写真のはあなたではないんですか?」とAさんを見ながら言う所長さん。

「違いますよ!これはいわゆる迷惑餌やりで、ただ餌をあげている人達のしたことです。私達の餌やり(給食活動)は、猫を減らすための活動の一環ですから。」

そして、猫に餌をあげる人には、大きく分けて、ただの無知・無責任餌やりと、ボランティアがいる事、ボランティアの給食活動は、猫を管理するためのTNR活動の一環であるという説明をがんさんがしてくれました。

説明しても、話が堂々巡りになったりもして、なかなかスムーズにいかなかったですが、所長さんは頭から排除!聞く耳持たない!という態度ではなく、あくまでも紳士的に話を聞いてくれました。

公園の希望は、ばら撒きなどの迷惑餌やりをやめて欲しいという事と、捨て猫も含め、猫が増えない欲しいということ。

私達の希望は、ばら撒き餌やりをする人をなくす事、猫が減る事。ここまでは同じ。
これに、TNR活動の一環として、Aさんの餌やり(給食活動)を認めて欲しいという事、公園でもTNR活動についての啓蒙を行って欲しいという事、が加わります。

最初の2点については、公園側もボラ側も同じだということは、所長さんにとっては、少し予想外だったのでしょうか。猫ボラの活動を具体的に聞くうちに「う~ん・・・。」と考え込んでしまいました。

けれど、なかなかすぐには信用してくれません。
本当に活動を責任持って継続できるのか?効果はあるのか?
Aさんは本当に迷惑餌やりとは違うのか?

にわかには認めたくない、信じられない、といった様子です。
まあ、それは当然でしょうね。

どこもそうですが、TNRの効果というのは最初からガツンと出るわけではないので、効果が出るまでの何年かは、見守っていただかなくてはいけません。
その間、TNRを確実に行い、迷惑にならない餌やり(給食活動)を続け、猫の把握と管理をして、猫が増えないようにしなくてはいけません。

Aさんの責任は重大です。

ただ、Aさんがもし無責任な餌やりさんなら、何もわざわざこの場に来る必要はないわけです。隠れてこっそりと勝手に餌をあげ続けることだってできたのに、あえてこうしてお願いに来たということだけでも、Aさんの【やる気】【誠意】の証明なのです。それを酌んでいただきたいとお願いしました。

ボラ側からの2点のお願い【Aさんの給食活動の許可】と、【公園内での啓蒙(職員や公園利用者への説明、置き餌禁止の看板やポスター設置、ボランティアの存在のアピールなど)】については、さすがに即答はできないということでしたが、最後はかなり前向きな感じで受け止めていただけた気がしましたよ。

近いうちに、残っているメス猫の一斉捕獲と、公園が使用できるような資料をがんさんが作って持っていく予定です。

少しずつ少しずつの理解と協力をいただけるように、一歩一歩の地道な活動が必要なんですよね。



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by yukimomoko | 2011-03-04 19:57 | 猫活動・日本の愛護事情