赤つめ草&柏餅子が破談になった理由

去年の、赤つめ草ちゃんがまだ小さかった頃に、柏餅子と一緒に里親さんが内定して、結局破談になったという出来事がありました。

あの時は簡単な説明にしましたが、詳細はこうでした。

里親会で、小さなお嬢さん3人連れてきたお父さんとお母さん。
柏餅子と赤つめちゃん2匹一緒に、と申し込まれました。

「あっちの子(他ボラの保護猫)にも申し込んだんだけど、子供がいるのはいやみたいで断わられました」と言うので、「ああ、そりゃあ元親さんそれぞれ里親さんへの期待がありますからね~。」と言うと、にこにこして「そりゃそうですよね~」と。
とても感じの良いお父さんに思えました。

たいていの小さいお子さんは、子猫の扱いが滅茶苦茶だし、脱走させる心配もあるので、敬遠するボラさんは多いのです。
私も正直言えば不安なのですが、小さいお子さんのいる場合、親御さんがどのくらいきちんと子供を躾けられるか、というのがポイントだと思います。

その話もしました。
お母さんも一緒になって「大丈夫です」というお返事。
子供達に順番で餅子達を抱っこさせ、子猫の扱いがうまくできるかを見ました。

赤つめちゃんに関しては、まだテンカン様発作が再発しないか様子見の段階だったので、その旨を伝えましたが、お父さんは
「小さい時からよく猫を拾って家族みんなで育てた。そういう(デメリットがある)こともあるのは承知している。介護や看取りも何度も経験がある。」と理解のあるお返事。

少し遠方だったので迷ったのですが、良縁だと思い、お届けの日時まで決めました。


その夜さっそくお父さんからマイミク申請が来て、私もさっそく訪問。

すると、つぶやきに、その日の里親会のことが書かれていました。
うろ覚えですが「里親会に行って来た。こんど可愛いのが2匹来る♪ぶっちゃけ子猫は子供よりも可愛いぞ!」的な。

楽しみにしている様子を、うふふ、と笑いながら読んでいくと、その後にショックな言葉が続いていたんです。

「その元親の前に話したボラは子供がいるからと門前払いだ。よくいる勘違いオバハンw そんなにあげたくないなら里親会なんかに出すなw自分で飼えw」的な。うろ覚えですが。

これは、軽いジョークのつもりで書いたとしても、ボラ的にはかなり引いてしまいます。

ボランティアは、自分が困って里親を探しているのではありません。
身勝手な人間の都合で生死を翻弄された子を保護し、大変な苦労と時間とお金をかけて、幸せにするために里親探しをしているのです。

ボランティアの里親募集は、基本的な譲渡条件(完全室内飼い、終生飼育、不妊手術と健康管理、近況報告)はほぼみんな同じですが、それぞれの保護主さんにはそれぞれのこだわりや許容範囲があります。
それぞれの希望に副った納得のいく里親さんを探すのは当然の権利です。

希望者が、「おれがもらってやる。いやなら里親募集するな。人にやるのがそんなに心配なら自分で飼え。」と上から目線で言うのは、活動を理解していない方にはよくある、それこそ【勘違い】

こういう方が里親になると、後々の近況報告でもちょっとしたことでトラブルことが多いのです。

また、里親会での「そりゃそうですよね~」とにこやかに話していた様子とのギャップ、私が見るとわかっていて、私の仲間をけなした内容を平気で見せるという無神経さにもドン引きしました。

こりゃあ、困ったな、どうしよう・・・。

急激に気分が塞いでしまいました。
里親探しが難航すると思っていた赤つめちゃんと柏餅子、一緒に内定し寂しいやら嬉しいやらで、さんざんオロオロへらへらした後だったので、
はぁ~がっくり・・・orz・・・という感じです。

けれど、まだもったいないような良縁だという思いも捨てられなかったので、他ボラ達が対応した時の様子はどうだったか聞いてみようと思いました。

ところがまたさらに不安材料が発覚!

ボラ友が対応している時、お父さんは笑いながらこう言ったそうなんです。

「子猫なんか死ぬ時は死ぬし!」

こ、これは・・・orz・・・

たとえば、里親さんが里子ちゃんを死なせてしまったり、病気で死んだ時に、「私のせいです!ごめんなさい!可哀相なことをしました!」と泣きじゃくる里親さんに対し、元親が「泣かないで。あなたのせいではないですよ。どんなにがんばっても命というのは死ぬ時はあっけなく亡くなるものですよ。」とか、
死にそうな猫がいて「自分なんかが保護しても結局死なせたらどうしよう。」と迷っている人に「死ぬ時は死ぬかもしれないけど、暖かい場所で看取ってあげるだけでも嬉しいよ、きっと!」とか、
難病の子をリスクの高い治療に出す時に、心配でどきどきしながら「この子の生命力と先生に頼るしかない。いくら心配しても死ぬ時は死ぬんだ」と心を落ち着けようとするとか、

そういうようなシチュエーションでなら、アリの言葉だと思います。

けれど、人から貰い受ける前の段階でこの言葉は・・・。
生死について達観した気持ちから出た言葉だとしても、ちょっとした「アヤ」だとしても、少し無神経過ぎると感じました。

譲渡後に子猫が死んでも「仕方ないでしょ!子猫なんか死ぬ時は死ぬし!」と言われそうです。
死因を聞いたり質問したら怒り出しそうです。

私の場合の、以前にも書いたのですが、http://yukimomoko.exblog.jp/11347863
『里親さんへ望むもの』というのがやっぱりあるわけなんですね。

愛してくれて、死んだら悲しんでくれる人が良いのです。
里子ちゃんが死んだり病気になったりした時に、里親さんが悲しむのを見るのはとても辛くて、それからすると、私の希望は矛盾してしまうのですが、元親のわがままというところでしょうか。


一度は信頼できると思って決めた相手でも、何しろ短時間のお話しでですし、こうなると自分の判断が正しいのか間違っているのかという自信もなくなり、お断りすべきかどうかさえわからなくなってしまいます。

それに、たとえお届け前でも、一度内定したものをお断りするのはとても気を遣います。

結局、私の場合はいつもそうですが、やっぱり率直に言うことにしました。
私は今までそうやって何百匹かを里子に出してきたのですから。

率直に不安をぶつけ、それに対してどう対応してくれるかで、また気持ちも考えも変わってくるし、誤解や思い込みがあった場合はそれがなくなります。
里親さんほうでも、自分に思い違いがあったと気がついて考え直してくれる場合もあります。
問題点を、一緒に考えて解決策を立てることもできます。

言うなら一刻も早くでなくてはいけなかったのですが、ちょうど被災地のことで超多忙で3時間睡眠の日が続いている時で、
もやもや悩んでいるうちにお届け直前のぎりぎりになってしまいました。

「実は、あれからとても悩んでいて、確認したいことがあります。楽しみに待っていいてくださったところを申し訳ないのですが、いったん白紙にさせていただき、もう少しお話をしたいのですが・・・。」というような内容のメールをしました。

すると、先方から
「直前になってどういうことですか?子猫が可愛いからあげたくなくなったのですか?子供がいるからですか?子供がいるのはわかっていたことではないですか?」と怒りのメール。

ああ、やっぱり怒ってしまったな、まだ話し合えるチャンスが持てないものかと思いつつ、「いいえ、そうではなく・・・」とお返事を書いている最中に、続けて

「もうけっこうです。子猫達をどうぞずっと可愛がってください。お話もしたくありません。」と会話拒否のメールがきました。

会話拒否されてしまえば私ももうそれ以上説明することもできません。
たぶん、どう説明してもわかってもらえなかったことでしょう。

こうして、残念ながら結局破談になってしまいました。

当時、ぎりぎりでキャンセルするほうが悪い!的な意見を言われました。
もちろん、ぎりぎりになった事、一度決めた話を白紙に戻す事は、里親さんには大変ご迷惑をかけたと思います。
けれど、私のように何百匹里子に出しているボラであっても、自分の判断力に自信はないし、連絡が滞ってしまうというようなミスもあります。
それも含めてお詫びをし、誠心誠意をもって接しました。非礼をしたつもりはありません。

それでダメなのなら、ダメで良いのです。
猫の譲渡は、猫にとって、私にとって、だけでなく、里親さんにとっても大事な出来事なはずです。
たとえ内定やお届けの後だったとしても、迷いや不安を押し殺してまで譲渡すべきではないと私は思います。

里親探し初心者さんには、後悔のないように里親さんを決めて欲しいし、里親候補の方には、里親になるというのは、自分で拾ったり、ペットショップで買ったりするのとは、根本的に事情が違うということをご理解いただけたらと思います。



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by yukimomoko | 2012-02-14 11:00 | 猫活動・日本の愛護事情  

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