~ゆきももこの活動日記 - 里親さん募集中 - ねこひと会

by yukimomoko

年末の川太郎とキラキラちゃんのキャンセル(久しぶりの長文)

2016年01月29日15:56
猫活動10年以上やってきて、辛い事の連続でしたが、何とかやってきました。

辛いのは、猫が死ぬことではありません。
里親探しが何よりとにかく辛いのです。

猫をあげたくないから辛いのではありません。
里親探しが難しいからです。

里親さんを審査するのは辛いです。
偉そうにとか上から目線とか思われているのが辛いです。
審査して断って、悲しい思いをさせるのは辛いです。
断って恨まれるのも辛いです。
そして、判断を誤って失敗したら、たいてい責められるのも辛いです。
詳細を知らないうちから、とにかくヒドイ!お前が悪い!と責める人がとてもたくさんいますから。(柏餅子と赤詰草の破談の時など。古い話ですが、責められた傷はなかなか癒えません。)

それでも、色んな人に支えてもらいながら、何とかやってきました。



年末の、川太郎とキラキラちゃんのキャンセルは、お届けしてからの私からの破談。

元々、お家が狭いことや経済的な面で、けして良い条件の方ではありませんでしたが、私の里親探しはいつも、条件だけで門前払いしないこと、その環境に合う子ならば良縁にもなりうる、何よりも、希望者さんの人柄や気持ち次第だという考えでやっているので、メールのやり取り、その後里親会で30分以上かけての説明(猫の飼育について。里親制度について)や確認(飼育環境や気持ちの確認)の末に内定。

内定してからも、お届けまでの間にメールで何度もやり取りしての、破談です。

里親さんも辛かったでしょうが、私のほうもそれは同じで、精神的にも体力・時間的にもダメージはかなり大きかったのです。

加えて、子猫達の里親探しのチャンスを、その間逃していたという、実質的なダメージもあります。


肝心の破談の理由ですが。。。
事前のやり取りで準備(物品と掃除)と注意事項(準備が出来てなかったら猫は置いていけない等)を念入りに話していたにも関わらず、
お届けにあがると、とても掃除したとは言えない状況であったこと、これからします!と言ってくれたけど、たぶんこの人はずっと片付けられないだろうと思ったこと、何よりも、元気で若い子を2匹も飼える環境ではなかった(雑然なだけでなく狭い上に荷物も多い。あちこち不衛生なことも。)こと。

部屋の狭さは事前にわかってましたが、同じくらいのお部屋でも快適に育ててくれている里親さんもいるし、あれだけ色々言っておいたのだから、まさか。。。と思いました。

玄関だけで嫌な予感がしましたが、中は違うかもと思って上がりました。
一部屋目、居間。きれいではないが、すごく散らかっているわけではない。ただ、荷物が多く猫が思いきって暴れると危ない。
そして、狭い。思った以上に狭い。

「や、Aさん、これは、思った以上に狭いですね。。。大丈夫ですか?この子達ほんとに滅茶苦茶暴れますよ?」と言いましたが、自信満々で「隣にも部屋がありますから大丈夫です!」と言われ、「そ、そうですね、隣の部屋は後で見せてください。とりあえず色んな説明しましょう。。。」と、餌やトイレの説明、猫の健康管理の説明などしました。

一通り終わり、さて隣の部屋を見せてもらう時がきました。
里親さんが「まだちゃんと片付いてないんですけど。。、」と言いながら襖を開けた瞬間、絶句しました。
三畳ほどの狭い部屋の半分は大きな荷物が雑然と積み上げられ、もう半分は鴨居に渡した物干しにぎっしりと衣類がかけられていました。

私は混乱しながら、もう一度「や、Aさん、これは…片付けないと猫をケージから出せませんよ?この大きな荷物の間なんか、猫は潜っていきますから、その時にもし倒れたりしたら下敷きになります。。。それゃ、ごちゃごちゃしてたら猫は喜んで遊ぶでしょうけど、危ないですよ。」と言いましたが、里親さんは「はい!わかりました!大丈夫です!片付けます!」と。
「でも、Aさんもお仕事もあるし、トライアルの間にこれが片付けられますか?」と言うと、「はい!母も息子もやってくれるので!」と。

今思えば、子供とお年寄りで片付けるには絶対無理なレベルなんですが、その時私はなんだか頭が回らなくなり、不安ながらも「そう。。。?」と受け入れてしまいました。

部屋には他にも丸出しの仏壇もあり。
仏壇に備えたらしきビールの缶にはお線香の灰がかぶっていて、。。。

「これもマズイですよね。。。猫にも仏様にも危ないでしょう。。。」

それも、「そう思っていました!ガラスのケースをすぐに注文します!」ということに。


。。。あまり書くと誹謗のように受け取られるので省略しますが、だいたいそんな感じでした。。。
私に落ち度があるとしたら、玄関に入った時点で回れ右して帰らなかったことですかね。。。

それと、玄関をあがってからも断る事が出来たのに、あまりにショックでボーッとなってしまったこと、楽しみにしていた子供の前で言いにくかったこと、容態が悪かったタマミが心配で、つい子猫達を一旦渡してしまったこと。

それらが私の落ち度だったと思います。

自分が不安に感じている事すらわからないような、腑抜けた感じで子猫達を置いて出て、
帰り道、だんだん頭がはっきりしてきて、いや、あれはナイだろ、マズイだろ、内定からお届けまで日にちがたっぷりあったのに片付けられなかった人が、トライアル中に片付けるって、無理だろ…、と不穏な気持ちでたまらなくなり、
子猫の時から苦労して育てて、昨夜「明日でバイバイだよ?可愛がってもらって幸せになるんだよ?」と言い聞かせたことなど思い出すと涙まで出てきて、ゆきももこ!ちゃんとしろ!後悔するぞ!勇気を出せ!と決意しながら帰宅して、タマミの息を確認したらすぐにお断りの連絡を入れました。

相手からすれば当然だと思いますが、子猫達を返せと言われた里親希望さんは激怒しました。
私は、自分の落ち度(置いてきたこと)は誠心誠意もって謝りましたが、相手が私の話した「準備」をちゃんとしていなかった事が白紙の理由だと伝えました。

けれども、相手は「言われた通りに準備をした!」と主張してなかなか納得してくれないので、はっきりと「Aさん、申し訳ないけど、お宅は若い元気な猫を飼える環境ではないんです。そこはご自覚なさってください。」と言いました。

あれだけ里親会でも説明したのに、猫が快適に幸せに暮らせる、という環境を理解出来ていないのだから、本人達はそれが精一杯の「準備」だったのでしょう。

悪人ではなくむしろ善人、楽しみにしてくれてましたが、結局は猫を飼うことを甘くみていたんだろうな、と思います。

完全室内飼いは、一生外に出ないという事です。
「狭い部屋で猫が暴れても大丈夫ですか?」と問いましたが、そもそもあの部屋では思いきり暴れることは出来ません。

私の問いに「大丈夫です!」と答えた里親さんは、若い猫が走り回ったりジャンプしたり、思いきり遊べる環境でないと猫が可哀想かもしれない(自分達は良くても)、という考えには至らなかったという事ですから、結局自分本意で猫が欲しかったという事になるのかな…とも思いました。

当時は私も「気の毒した。。悪いことした。。。」と心苦しかったので、あのお家に合った子が他にいないかと色々考えました。

例えば、下半身麻痺の子ならば、暴れると言っても健常な子と比べればたかが知れているので、部屋や人へのダメージは少ないでしょう。
例えば、もうじっとして置物みたいに動かないお婆ちゃん猫とかなら、お部屋が狭くても良いでしょう。

けれど、うちのあしたべちゃんもはぴかむちゃんも、前肢で部屋中を楽しそうに走り回ります。
下半身麻痺の子が思いきり運動出来ないのは余計に可哀想です。

余命短いお婆ちゃん猫を、窓を一切開けない煙草の煙が充満した、陽の射さない部屋で過ごさせるのも可哀想です。
同じ狭くても、空気が清浄でごみごみしていないお部屋で過ごさせてあげたいです。
やっぱり、可哀想だけどあのお家にはどんな猫も、私はあげられない。
そう思いました。

子猫達を迎えに行った時には散々罵倒されました。
偉そうに!そんなにアンタは立派な家に住んでんのかい!バカにしやがって!ボランティアだって?アンタなんかボランティア失格だよ!人の気持ちはどうでも良いのかい!
言い返そうと思えばいくらでも言い返せましたが、わざわざ言い合いをしたって何の良いこともありません。
自分の判断ミス、自分の失敗なのだから、一方的な攻撃にも耐えましたが、辛かったです。

一旦置いてきたのが最大の失敗と書きましたが、玄関で回れ右して帰っていたとしても、同じくらい激怒され、恨まれたことでしょう。

恨まれない為には、多くのボラさん達がそうであるように、最初から条件だけで門前払いすれば良かったのでしょうか。

でも私は今までずっと、どんな問い合わせの方にも誠実に接してきました。
それを変えることはなかなか出来そうにありません。

里親探しは嫌だなあ…つくづく辛いなあ…

帰ってから私が溜め息をついていると、「その為のお届けなんだから、家を見て断るのは仕方ないよ。」と、活動に興味のない家人が珍しくまともな事を言って慰めてくれたのですが、なかなか気は晴れませんでした。

私には里親探しは向いていないのだ…それなのによく今まで何百匹もやってきたよ…あ~あ、もうやめたいなあ。。。と思いながらも、がんばって年明けの里親会に参加。

この里親会では、事前にやり取りしていたご家族が川太郎に会いに来て下さって、川太郎のトライアルが決まりました。

しかし、こんどは相手からキャンセルされてしまいました。


その話は次の日記で書く予定です。
(※この後しばらく暗めの日記が続く予定です)


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by yukimomoko | 2016-01-29 15:56 | 猫活動・日本の愛護事情