猫と人と自分のために
2016年01月29日18:18
前回、前々回と長くて暗い日記が続いて、ゆきももこは陰気で後ろ向きだな、と思われた方もいたことと思います。
確かに私はけっこう後ろ向きな性格ですが、心は強い方だと思います。
その私がどうして今回、こんなにも落ち込んでしまったのか、この日記に書くので、長くなりますが読んで頂けたら嬉しいです




猫活動。。。とにかく猫の為にと何とか10年以上やってきましたが、本当に辛い事の連続でした。

猫が死ぬことはもちろん辛いですが、一番ではありません。
身体もキツいですが、その事でもありません。

里親探しが何よりとにかく辛いのです。

猫をあげたくないから辛いのではありません。
里親探しが難しいからです。


里親さんを審査するのは辛いです。
偉そうにとか上から目線とか思われているのが辛いです。
審査して断ると恨まれるのも辛いです。
そして、判断を誤って失敗したり、猫を取り戻したり、里親さんに対して愚痴でも書いたりしたら、たいてい責められるのも辛いです。

里親探しは本当に何年やっても難しく、
里親さんと猫が本当に幸せに暮らしているのか、
それを知るには里親さんからの近況報告をもらうしかありません。

近況報告を巡って、多くの元親と里親の間にトラブルが起きています。

私自身も、近況が全くなくて心配させられた挙げ句、猫を行方不明にされてしまったこともありました。(ハナミズキ事件、アトム事件)

写真をなかなか送って来ないので困っていたら、繁殖や遺棄をされていたこともありました。(アンディ事件)

他にも何匹か、どうなったのかわからない子がいます。

だから、近況報告で不審に思われるような事だけはしないように気を付けてほしいと、里親さんには重々お願いするのです。

ところが、年に1人くらいの割合で、私を心配させる里親さんが必ずいる。。。これが本当に苦しく辛いです。


実は、今初めて公にしますが、ある母娘に猫を2匹騙し取られていた事が、一昨年の年末にわかりました。
赤の他人の男性に猫を斡旋するために、その赤の他人と家族であると偽って、私の子達を騙し取ったのです。

被害に遭ったのは2010.春の乳呑み子リボンズのリボンちゃんとリボ太郎です。
リボンズは、乳呑子から徹夜で育て、2匹は死なせた子達なので、思い入れは強かったのです。

この里親詐欺母娘は、トライアル中は丁寧な近況を毎日送ってきましたが、トライアルが終了した途端に報告はなくなり、こちらからのメールにも返信が来なくなりました。

男の子と女の子だったので、不妊手術の確認もしなくてはいけないし、とうとう自宅再訪問までしました。

猫達は、その時は一応いましたが、もう大きくなって私の事など覚えているわけもないので、怖がって固まっていました。
可愛がられているのか幸せなのかは、訪問してもわかりません。やはり、ご家族に普段の様子を撮ってもらわないと。。と再度お願いして帰ってきましたが、その後も結局は音沙汰なしでした。

訪問してますます、細かい点が不審に感じましたが、先住猫もいるし、普通の家庭の普通の親子だと信じていたので、まさか詐欺とは思いませんでした。

他の事が次々起こるので、そのまま日々がどんどん過ぎていきましたが、近況報告を待つのは辛かったです。

そして、一昨年の年末に、本人から突然の告白で、騙し取られていたという事がわかりました。
それ以外の事は何も、リボン達の行方も安否もわかりません。
私に本当の事を告白するチャンスは何度もあったのに、私を騙し通して平然としていた母娘の態度を思い出すと寒気がして、ショックのあまり何も行動出来きませんでした。
情けない話ですが、今もその里親詐欺母娘のことは泣き寝入りしたままの状態です。

一昨年の年末当時は、具合が悪くなった猫を看れないということで、お届けから1年もしてブブちゃんが帰ってきていて東大受診やら大変な日々でした。(このブブちゃんだって、白血病キャリアのシニア猫でいつどうなるかわからないのを覚悟の上で、と長いやり取りの末に譲渡した子なのに返されたのです。)

私はその時すでに、時間的にも精神的にもイッパイイッパイでした。

そして、去年の1月30日可哀想なブブちゃんを看取り。。。


それら全て、何とか自分の中で押し殺しての、去年の活動でした。

そこにヒマワリの事件がありました。
里親へは事前にクドいくらいの確認。。。猫を飼うことの大変さ、覚悟、色々話した上での正式譲渡の後の、ヒマワリのまさかのオソソウ連発。

愛情が感じられないんです、初めからずっとなかったと言われヒマワリを返されたばかりか、譲渡費用を返せ!と因縁をつけられ。。。

それでも、良縁を信じて、その後も見ず知らずの人達に、少しの時間で築いた信頼だけで、大事な子達を託してきました。

私の気持ちを全て伝えて。。。

がんばった甲斐あって、とても素晴らしい里親さんにもたくさん巡り会えました。

辛い活動の中、幸せな近況報告だけが、心の支えなのです。

けれども、幸せな近況報告を30頂いても、一人の里親さんからの心ない仕打ちで全て打ち消されてしまったのです。

その心ない里親というのは、ポッポとめろんの里親さんです。

ポッポとめろんは、2010.春の子猫で、当時はノムちゃんが死にそうで徹夜の日々、苦労して育てた子達でした。

ポッポは原因不明(たぶん外傷性)で足の骨が溶けており、東大受診→骨に金属のプレートを入れる手術をしました。
めろんは、子猫なのに肝機能が悪くなり自宅で持続ポンプを使いながらの介護。

どちらもお金もすごくかかり、心配しながら育てたので思い入れもありました。

そのポッポとめろんのどちらかわかりませんが、
お正月に亡くなったそうです。

川太郎の内定した里親会の最中に、その事を知りました。
人伝に聞いただけなので、どちらが死んだのかわかりません。
私に教えてくれた人の話では、「小さいほうだったみたいよ」だそうなので、ポッポのほうではと思います。

ポッポとめろんの里親は、正式譲渡までにも、何度もごたごたがあった人達でした。
お見合いにも2回来てもらい、他の人よりも念入りにお話をしてトライアルが決まりました。
それなのに、トライアルに入ってすぐ、やっぱり1匹返したい、と言い出しました。

トライアルとはいえ、終生愛育を決心してのトライアルなのですから、それをやっぱり1匹は返すと言うような人達に、もう猫を安心して託すことは出来ません。
トライアル失敗ということで2匹とも返すように言いましたが、それは嫌やだと。
そこでもう一度よく話し合いをして、結局2匹とも終生愛育しますというので、半ばしぶしぶ正式譲渡にしたのでした。

これだけの事がありながら、この里親さんは、最初の3ヶ月ほどでさえ、近況報告をほとんどくれませんでした。

そして、譲渡の時の約束では、ポッポの足は東大に一度診てもらうと言ってくれていたのに、譲渡後になると「かかりつけでこのままでも問題ないと言われたのでそのままにします。」と簡単なメールで反故にしてきました。

ポッポはまだほんの子猫のうちに、足に金属のプレートを入れました。
成長してくると、プレートが骨に負担をかけるようになるかもしれないと東大では言われていました。
短いメールで「そのままにします。」と約束を反故にされてはとても納得はいきません。

けれども、里親さんのかかりつけの判断にケチをつけるようなことも言えません。
「心配なので時々ちゃんと診てもらってくださいね。」と伝えましたが、それきり音沙汰なしになりました。

「おーい!写真が少ないので送ってくださ~い!」というメールにも
「他の里親さんと比べたら少し近況報告が少ないですよd(^_^;)」というメールにも、「ポッポの足はその後どうですか?とても心配しているので時々様子を教えて下さいね。」というメールにも、お正月の「たまには近況を聞かせてね~」という年賀状にも返事は来ませんでした。

近況報告が少ない里親さんはたくさんいます。
写真が上手く撮れなかったり、気合い入れた返事を書くつもりで後回しにして、ついつい出し損なって月日が経ってしまう、などのパターンが多いのだと思います。
だから私は、一度安心した里親さんからの近況報告にはそんなに神経質ではありません。
いちいち過剰に心配することはないのです。

でも、繰り返しますが、譲渡後すぐから近況が滞る里親さんは、猫を行方不明にしていたり言いにくいことを隠していたりと、ろくな事がありませんでした。

どうして約束を守ってくれないのか、忙しいのか忘れているのか言いにくい事が起きてしまって言えずにいるのか、はたまたバカにしているのか
その違いは私達でなくても、どんな人だってには判断できません。

この里親さんも、最初から心配を残したまま近況が滞り、私からの再三の連絡にも返事をくれないので、(留守電を入れたこともありました。)
共通の知り合いに言伝てまでしました。

すると、驚いたことに「だってメールしても返事くれないんだもん!少し心配すれば良いのよ。」と言ったのだそうです。

近況報告がないのは、ついつい出来なくてではなく、悪意を持っての無視だったのです。

いったい私が何をしたというのでしょう。
私から返事がなかったこともあったかもしれませんが、その後の私からの連絡を無視する理由にはなりません。

あれだけの約束をして、契約書を交わして平気で裏切る人間性。
あんな人達にあげなければ良かった!と里親を恨みました。
もっと気の荒い元親ならとっくに取り戻していたかもしれません。

それでも事を荒立てなかったのは、身元がちゃんとしていることと、共通の知り合いがいたので
「写真を見せてもらったけど、可愛がってるみたいだったよ」と聞いていたからです。
猫達がそこで馴染んで暮らしているのなら、人間同士のごたごたのせいで猫達を翻弄させるわけにはいかない。。。

結局これも泣き寝入りするしかありませんでした。
仮に取り戻していたら、私は世間から「可愛がっていたのにヒドイ!」と非難されたことでしょう。

私は毎年、今年こそ「可愛いです♪元気にしています!」という報告をもらえるだろうと、お正月の度に待ち望んでいました。

そして、先日の里親会の最中に、訃報を知りました。

里親希望さんの対応をしている時に
「あ!ねえねえ!びっくりだよ!あの子達の1匹死んじゃったんだって!」
と言われ、頭が真っ白になりました。

涙が込み上げ、声を出して泣きたいのを堪えて里親希望さんへの説明を済ませ、その後はもう里親会場の隅でボーッとしていました。

小さいほうというならたぶん、ポッポだろう。。。
突然倒れて痙攣して、あっという間に死んだということです。
突然死ということは、ポッポの足のプレート放置が関係したんじゃないか?血栓が出来て心臓に飛んだとか。。。

プレートがそのままだったのか、その後抜いたのか、本当のところはわかりません。
報告が、一切なかったですから。

「彼女も泣いてたよ~可愛がってたみたいだよ~」と、その共通の知り合いが言いましたが、
私には本当に可愛がってもらっていたのかはわかりません。
報告が、一切なかったですから。


このショックの合間に内定を決めた里親さんから、近況報告が苦になりそうなので。。。と後からキャンセルされ。。。


猫を騙し取られていたのが一昨年わかり、そのショックをおしての活動の中でヒマワリ事件があり、年末の川太郎キラキラ事件があり、そしてさらにまた続けてキャンセルとなり。。。それでも里親になりたい人が一人でも猫と暮らせるようにと親切丁寧に時間を割いて嘘をつかれ、
合間に大事な猫を何匹も看取り。。。ああ嫌だ嫌だ!もう何もかも嫌だ!

長年じわじわと溜まって我慢していたストレスが、一気に溢れだしてしまったのだと思います。

そもそも私はすぐに人を好きになって信じてしまうからダメなんだ。。。どの人も良い人に思えて、この人のために何かしてあげたいと思ってしまう。。。私の里親探しは緩くはない、緩くはないけど、甘いんだ。。。あまあまなんだ。。。
猫の事も、私は愛情をかけすぎるのが良くないのかもしれない。。。譲渡後もずっと忘れられないし、保護ボラには向いていないんだ。。。それなのに、今までよくやってきた。。。今まで本当によくやってきた、辛かった、辛かった。。。


1週間以上経っても、心の立て直しが全然出来なくて、前日記に書いたようにむしろどんどん悪化して

ミクシイの過去アルバムや日記を見ては、毎日恨みや悲しみで心が支配され、
今回はもう、私は本当にダメかもしれない。。。と本気で引退を考えました。

けれども、本当にダメになるのは今ではないはず、と思いました。
例えば、信頼関係にあるボラ仲間が(仲間達も歳をとってきましたので)死んでしまったり、そういう時なら「もうダメ」と言っても良いかもしれないけれど、今はまだ違うだろう、ボラ友達はもっと辛い思いをしながらがんばってるじゃないか、と何度も自分に言い聞かせました。

そこに、何人かの里親さん達からの嬉しい近況報告が追加で届き、ようやくだんだんと恨みや呪いの気持ちが消え、前を見られるようになってきました。

そして、一昨日の夜中にマザーテレサの言葉を思い出したのです。


人は不合理 非理論 利己的です
 気にすることなく人を愛しなさい
(ごく一部を抜粋)


私の一番好きな言葉です。
私は最近すっかり忘れていたのですが、思い出しました。

以前、「少し話しただけで、他人を信じるほうが悪いんだ」と言い放った里親もいました。(あんこときなこの取り戻し事件)

でも私はやっぱり人を信じて、これからもがんばろうと思います。

正直、故意に約束を破ったポッポとめろんの里親さんを心から許せたわけではないのですが、少しずつ恨む心を消していきたいと思っています。

途中で人を呪ったり罵ったりと見苦しい日記になってしまって、ガッカリさせたとしたらすみません。
また、ポッポとめろんの里親さんを特定して叩いているように感じられた方がいたらすみません。
私がこんなにショックを受けたのはどの子だったのか、説明は省けないと思ったので敢えて書かせてもらいました。

私はもう大丈夫だと思います。
これからも、辛い事がたくさん待ち受けているかもしれませんが、私に出来る事は猫の事しかないのですから
猫も里親さんも私もみんなが幸せになれるようにがんばります。


こんな私ですが、これからもよろしくお願いいたします。





ーーーー追記ーーー


私がやたら「がんばる」「がんばってきた」と書くのがウザいと感じる人がいるかもしれません。
「無理してやる事じゃないでしょ?」と思う人もいるでしょう。
「ゆきももこさん、そんなにがんばらなくて良いんだよ」と親切に心配してくれている人もいるかもしれません。

けれども、猫活動は本当に過酷で、無理して頑張らないと普通の生活と両立は出来ないと思います。

猫活動は仕事ではないですから。
仕事はお給料と休日と、世間の理解があるけれど、猫活動にはどれもないですから。

私のボラ仲間はもっともっとがんばって傷付いている人ばかりです。
もし猫ボラさんと関わる機会があれば、一言でも良いので理解ある労いの言葉をかけてあげてください。


それだけで、1匹また猫を助けようとがんばれるのです。



長い拙い文章を読んで下さりありがとうございました。



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