ゆきももこの猫夢日記

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また人間不振になりそう…だけど…

2016年06月06日17:27
コンデンスミルク(ミルミル)の里親話が白紙になりました(-_-;)

募集記事をアップした途端に来た、とても熱心な問い合わせでした。
最初は、ミルミルの見た目だけで飛び付いてきた浅はかな人だろうと警戒しましたが
代理投稿ボラさんから、必要事項はすべて細かく説明済み、blogの「譲渡までの流れ」も読んでもらって、保護活動者から保護猫を貰い受けるというのはどういう事か、白血病キャリアの子を貰い受けるという事についてもよくよく考えてもらいました。

それでも前向きなお返事なので、直接TELで話してみました。
若い方でしたが、ピュアな感じで印象は良く、猫は初めてだけど実家には高齢の犬がいて、家族で長く介護していると。
不幸な犬猫の存在や保護活動について初めて知りました、力になりたいと。

すでにメールの段階で説明されていた重い話を、さらにまたクドクドとさせてもらいました。
でも怯むことなく「真剣な気持ちをわかってもらいたい!」とすごく熱心なので

お? こ、これは…本当にコンデンスミルクが決まるのか!?と期待いっぱいでお見合いに望んだのです。

お見合いでもとても熱心で、私からの説明に目を輝かせ頷きながら聞いていました。
ミルミルの病気の事を考えると不安がたくさんあるけれど、ミルミルの幸せのために一緒にその都度最善と思うことをやっていけるようにしましょうね、と…私はいつもそうですが、本当に心から気持ちを全て話します。
はい!はい!と里親希望さんも同じように思った事を全て話してくれていたと思います。

ところが、小一時間も過ぎた頃に、ミルミルを少し抱っこしてみようとした時に、まあ、へなちょこのミルミルなので当然なのですが、怖がってすごい勢いで逃げていったわけです。
もちろん、私からは「猫というのはそんなものですから心配しないで。(トライアルに入れば必ず懐くから)」と話しましたが、里親希望さんは急にテンションが下がり
「とても大事な事なので、無責任なことは言えないので、今確実な事は決められません、すみません。。。」と言いだし、お届けの日時を決めるに至らず帰ってしまいました。

あれだけ「覚悟」して来てもらったので、こちらはもうお届けの日時を決めるための顔合わせぐらいの意味合いでいたのですが、なぜ今さら「無責任なことは言えない」となるのか。。。
怖がりの大人の猫なんて、最初からすぐに甘えないけど必ず懐くからと、お見合い前から説明していたのに、しょせんその人の「覚悟」はその程度なのか。。。

まあ、時々こういう事(本気です!と言いながらお見合いに来て、私はその気なのにナゼか去っていく里親希望さん)あるんですが、がく然と言うかボーゼンと言うか…果ては「私が何か悪かったのか?」とまで思ってしまいます。
けれど、私のブログも過去からずっと読んでます、毎日日課のようになってます、とか言ってたのが嘘とも思えないし、それが本当なら私の話を悪い風には取らないだろう。。。

「もっとよく考えてきます」と言って帰った里親希望さんの言葉は、それだけ真面目に受け取っているからなのかも…とも思い、

「私から話すことは全て話しました。あとはAさんの気持ち次第です。前向きな返事が来るのを待っています。急がないからゆっくり考えてくださいね。」と、お見合いの後で伝えておきました。

それに対する返事は、すぐに来ませんでした。
私としては、ああいう事の後なのですから、遅くとも24時間以内には返事が欲しいところでしたが、メールやり取りのテンポというのは人それぞれかなり違うから、少し待っていました。

しかし、数日経ってもきません。

私は、問い合わせやTEL、そしてお見合いで話した時とのギャップに違和感を感じました。
これは、やはり破談にするつもりなのだろうと思いました。

ところが、代理投稿ボラさんには、「日時がまだ決まってないけど準備しています!」と報告が来たそうで、それを聞いて私は「あれ?意思の疎通が出来てない? (それは今後のことを考えるととても困る事)」と、少し驚いて、再度、気持ちの確認をしたのです。

すると、「はい!トライアルの方向で決めていただきたいです!」とすぐに返事が来ました。(お見合い後の私への返事は、出したつもりで出されてなかったそうです。)

それで私もほっとして、ミルミルの募集を中止し、お届けの希望日時が里親希望さんから来るのを待っていたのです。

ところがところが、、ここでまた、待てどくらせど連絡が来ないのです。

お見合いでお届けの話に至らなかったので、準備の話もまだ全然していなかったし、まだ猫を迎え入れる事をよくわかっていないのでは?私がいつでも請われればお届け出来ると思っているのでは?

これが、健康な可愛い子猫の申し込みだったら、もうとっくに白紙にしていました。
でも、何しろ母子感染の白血病キャリアの成猫に、です。
浅はかな気持ちで受け入れようとしているとは思えませんでした。
私ももちろん、このチャンスを逃したらミルミルは一生この狭い部屋から出してあげられないかも。。という気持ちもありました。

トライアルを決めたあとは、特に大変ではないとのんきに思っているのかもしれない、と思い

「まず、お届けの日取りを決めないと、私もミルミルの健診などの予定も立てられないし、何より準備は簡単ではないから、とにかく早めにお届け日時を決めて教えてくださいね」と、ミルミルが遊んでいる写真を付けてメール。

いくらわかってなかったとしても、これにはすぐに返事来るべきでしょう。。。

が、来なかったわけです。

数日以上経ってもきません。

それで私はもう諦めて、代理投稿ボラさんに「ミルミルの募集再開してください」と伝えました。

すると翌朝、それを知った里親希望さんから謝罪と弁明のメールが来たのです。

それは短いものでしたが、ミルミルと暮らしたい気持ちは変わりません、勤務シフトが出たら必ずすぐ連絡します!とありました。

そして、すぐに追伸で「信頼失ったかもしれませんがよろしくお願いします!」とありました。

私はやっと来た連絡が、変わらず前向きだったので嬉しく思いました。

里親さん達は本当に色んな人がいます。
こちらの感覚に合ってないからとカリカリしていたら、決まるものも決まらないし、里親さんの個性に合わせていくことはとても大事です。

だからといって手放しで喜んで話を再開したわけではありません。

大事な命を託せる相手かどうか、短い時間で判断し、そこから信頼関係を少しずつ培わなくてはいけないのだから、 連絡が滞ることは一番良くないこと、それでも、ミルミルのためにも話を進めたい気持ちは残っていること、色んな人がいる中で、知り合ったばかりの者同士はどう接していいのか、話し方や感覚の違いがわからないのはお互い様なのだから、これからまた信頼関係を作っていきませんか?と。

里親希望さんからの返信は前向きで、「はい!これからもよろしくお願いいたします!」

と。


ここまでお見合いからすでに1ヶ月近く。
やっと、本当にコンデンスミルクのお届けになりそうかな、と。

まだお届け日時が決まってませんでしたが、ケージは必要ですか?と質問がきたので、
「ミルミルの場合はお部屋の状況にもよるので、お部屋の写真を見せて貰えたら判断出来ますよ。」(※基本は用意してもらいます。)と伝えると、「わかりました!お部屋の写真送りますね!」

その時は、それまでと比較したら割りと早く写真が来たのです。

が、送られてきた写真はお部屋の4角(←文字通り、角。)の写真で、お部屋にケージが必要かどうかの判断するには役に立ちませんでした。

これもまた、よくある事なのです。
こちらが何を望んでいるか、里親さん達の多くはよくわかっていません。

なので、「これではわからないから、お部屋がどんななのかわかるような写真を送ってね。」と伝えると、「はい!」とすぐに返信あり。


そしてお届け日時もようやく決まり、ラインも繋がりました。

ようやく私も、本当にいよいよコンデンスミルクとお別れになるのか、と感傷的になりました。
お届け前の健診の予定も入れました。

ところが。。。!
「お部屋の写真を今日仕事の後で送りますね!」を最後にまた、パタッと連絡が途絶えたのです。。。

「お届け1週間切ったので、今までのように何日もかけてやり取りしていたら間に合わなくなるからがんばって急いでね。」と送りました。
ちゃんとした返事を書こうとがんばらなくて良いから、短くてもとりあえずの返事をくださいね、とも書きました。

既読になりましたが、丸24時間経ち返信がありません。

働いている人はすぐに返信出来ないこともあるでしょう。
私だって、内容によって優先順位をつけて順番にメールしていたら、1日以上かかっても全てに返信出来ないことがよくあります。

けれど、普通の生活をしている人が丸1日以上、メールが出来ないことがあるでしょうか。

この里親希望さんは、猫初心者さんでした。
里親希望は猫初心者、対象猫は白血病キャリアで怖がり、というハンデがあるのに、 連絡が滞るのではとてもお届けは出来ません。
トライアル中に何かあった時に連絡が出来ない人だと困るのです。
トライアル中だけでなく、正式譲渡後の近況報告だって、こんな調子でやられたら、やきもきして私の身が保ちません。

すでに一度、連絡が滞ると信頼関係が壊れ兼ねないという事を話した経緯があります。
それなのにまた滞るというのはもう、私的にはアウトなのです。

いえ!トライアル中はちゃんとやります!ともし言われても、もはや信じられないし、トライアル中はやれるのになんで今はやれないの?となるのです。

残念でしたが、すでにもう、私の気持ちは変わっていました。
白血病キャリアで狭い保護部屋で元気をあり余し、1日中私が来るのを待っているミルミルが不憫ですが、
この里親希望さんにはもう、不安しかありませんでした。

この狭い部屋から出してあげられるのに、連絡が滞るくらいでミルミルを任せられないなんて思うのは私のエゴなんじゃないか?わがままなんじゃないか?と思ったりもしましたが、やはり、万が一の最悪な事態を考えて、この話は白紙にしようと決めました。

それでも、何か事情があるのかも、と少しだけ期待して、TELもらえますか? と送ったところ。。。

向こうから辞退してきました。。。

部屋が汚く写真が撮れませんでした。自分はだらしなく信用も失ったろうから辞退します、と、とても簡単な短い文章で。

熱心さとのギャップにやはり違和感を感じました。
言葉通りに受け止めるには無理がありました。
何か別の理由があるけど言い難いのか。。。
お見合いの時、考えていた以上に大変で自信を無くしたけど、言うに言えなかったのか…
実物を見たら気乗りしなくなったから、連絡もさくさく出来なくなったのか…
もしかしたら、里親希望さん自身にも、自分の気持ちがよくわからないのかもしれません。
善意が空回りして、より良い里親にならなくてはと背伸びして、身動きが出来なくなったようにも感じました。

色々考えられますが、実際に里親希望さんが何を感じてどうしてこうなったのか、私にはさっぱりわかりません┐(-。-;)┌

あれだけ話した事はなんだったのか。。。真剣です!と言っていた言葉は。。。

ま、また人間不信になりそう。。。(T_T)

けれども、人間というのは弱いものなのです。
里親探しは、だから難しい。。。

昨夜は、お土産に持たせようと思って買っていた、ミルミル大好きのオモチャを下ろして遊んであげました。
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ほれほれ
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ほれ、どうした?
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お!やる気になった?!
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もっともっと!
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その調子♪<
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すごいすごい!
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この間、1ヶ月半、ミルミルの募集は中断していました。
もしかしたら、その間に本当の良いご縁を逃してしまったかもしれません。

ミルミルは白血病キャリアですが、今は元気マンマンです。
母子感染の白血病の子は、2歳の壁を越えられないと言われていますが、元気に3歳の誕生日を迎えました。

ミルミルが一日でも長く、里親さんの元で元気に過ごせるように、一日でも早く里親さんを見つけてあげたいです。


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by yukimomoko | 2016-06-06 17:27 | 【コンデンスミルク】募集中