ゆきももこの猫夢日記

高齢化社会の問題は野良猫問題にも繋がるのか

2017年03月23日00:49
年末からTNRしていた現場の餌やりさんから連絡。

猫達が、なぜか餌場を個人宅の駐車場に移動してしまったので、そこで餌やりしていたら、車の持ち主に見つかってすごい剣幕で怒られてしまった、猫達を保護して里親探しをしてもらえないか?

と半泣きの声。

餌やりさんは、大変なご高齢…というほどでもないのですが、そこそこの高齢のAさん。

元の餌場も駐車場だったのですが、そちらは所有者からの暗黙の了解もあり、車の利用者からの苦情も一切なかったので、初めて怒られてパニクっているようでした。

可哀想ですが、こんな相談でいちいち野良猫を保護していたら、私が多頭崩壊になって自滅してしまいます。

「Aさん、申し訳ないけど、あの子達は見た目も可愛いから私も捕獲した時は保護してあげたいな~と思ったけど、あれは無理無理!もう大きいし、懐くかどうか難しい猫達だから、里親さんに出すのはものすごく大変だから。」

と言うと、Aさんはますます半泣きになって、
「ダメですか…じゃあ一体とうしたら…?すごく怒られてとても怖かったです…」と。

「うんうん、そりゃあね、Aさん、個人のお宅の前で餌やりはマズイですよ。私達なんかは車に猫が乗っていたら可愛いと思うけどね(笑)
普通の人は車に傷つけられたら嫌だし、猫はオシッコかけたりもしますしね。そこでエサやりするのはすっぱりやめなくちゃね。」

Aさんは、そうですよね、そうですよね、と悪いことはわかっているのですが、

「でも餌あげなかったら、あの子たち死んじゃわないですか?」

と、餌やりの人達はみんなそうですが、猫がお腹を空かせてしまうのでは?死んでしまうのでは?ととても心配なのです。

「大丈夫ですよ!人間には少し離れた場所に感じますが、建物の裏を通れば前の餌場とは直線で30メートルくらいだし、こちらに通うから動かないだけで、こちらで待っててもゴハン来ないな~と思ったら、またあちらに戻ってきますから。怒っていた人には来週にでも私が挨拶に行ってあげるから。」

と話すと、何とか安心したようでした。

猫達が餌場を移動したのは、冬場はそちらのほうが陽が当たって暖かいからというのもありますが、おそらくそれを見てまた別の人が餌をあげ始めたからだと思います。

だから、野良猫を見かけて可哀想だからと餌をあげる優しい気持ちは悪くはないのですが、単に猫が好きとか可愛いからとかで安易に餌をあげるのは本当に良くない事なのです。


その話はそれで何とか終わったのですが、Aさんの自宅周りにも耳カット(不妊手術の目印)のない猫が何匹かいて、
1匹は今にも産まれそうなほどお腹が大きいと。

今にも産まれそうな?そっちのほうが大変じゃない!

というわけで早速、リサーチの約束をしてAさんのお家に行ったのですが。。。

Aさん、たぶん70代後半で独り暮らし。
かなり古い木造家屋で、狭い路地に入ってぎゅうぎゅうの古い住宅地なのですが、
お部屋の中に入って冷や汗が出ました。

狭い居間だけはテーブルなどもあり、多少の生活感がありましたが、全体に散らかっていて不衛生。

隣の部屋は、ほとんど人が住んでいない廃墟のような荒れ様。
そこに猫が2匹、Aさんでも近づく事も出来ないけど、窓を少し開けているので暖と食を取りに入って来ているそうです。

その奥にも部屋がありましたが、同じように今は全く使っていなくて寒々としていました。
そこには、たぶんご主人のお仏壇。

若い頃にちゃんとしていた人でも、歳を取ると思うように片付けも出来なくなるし、一人きりだときれいにしなくてはという感覚も鈍っていくのです。

全国にこういう生活をしているお年寄りが一体どれくらいいるでしょう。

Aさんは、元から猫が好きだったわけではないそうです。

「去年屋根裏で野良猫が子猫を産んじゃったのよ。それで人を呼んで子猫だけ引っ張り出して仕方ないから育てたのよ。3匹いたのよ!それまで猫なんて私はまったく興味なかったのよ。」と嬉しそうに話すAさん。

でも、育てた子猫達は半年ほどでFIPで2匹バタバタと死んでしまったそうです。
Aさんは病院にかけて、10万円くらいかかったと。

「それは…悲しかったですね。育てた子なら懐いていたでしょう…」と聞くと、

「そりゃあもう!いつでも膝に乗ってくるし私が寝たら胸の上で寝るし…猫がこんなに可愛いとはこの歳になって初めて知ったのよね~。」

で、生き残った子は?と聞くと、

「町の掲示板のような所に里親募集と書いたらすぐに欲しいと連絡があって、それで渡したのよ。今どうしてるか私もどこの誰かも聞かなかったからわからないけど。。。」と。

それでAさんは、その子達がいなくなって寂しくて、外の猫にも餌をあげるようになったんだそうです。

ああ何だかもう…!
何もかもがイタ過ぎて悲しいよお(;つД`)

ところで、肝心の妊婦猫ですが、

「それがね!あれから見たら何だかお腹が『シュッ』としててね~…もしかしたらもう産まれちゃったかも…」と。

どちらにしても、その母猫はAさんに餌付けされているわけではないそうで、いつ来るのかもわからないと。

結局、その日はAさんに捕獲器の使い方を教えて帰ってきました。

それにしても、なんだかねえ…なんだかねえ…。



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