(※注意画像あり)殺処分数を減らすためには不妊手術の徹底が一番大事

東京都の、殺処分に関わる部署の方に、殺処分を減らすために何が一番大事だと思いますか?と質問したところ、「マイクロチップなどで飼い主を明確にして責任の所在をはっきりさせることです。」という返答があり心底びっくりました。

もちろん、飼い主の責任の所在も大事。
犬に関しては、飼い主の所在を明確にするためのマイクロチップも、ちゃんと管理体制を整えたら有効かもしれません。
でもそれよりも大事なのは遺棄させないために、いい加減な譲渡、販売の規制。

そして一番は産ませないこと。
殺処分の半数以上が生まれたばかりの子猫なんです。

だから、やっぱり不妊手術の徹底。 これが一番処分数を減らすことへの近道になります。

相変わらず飼い猫を手術することを「不自然だ」「人間のエゴだ」と言う人も多いし
この前ミクシイのほうの日記に殴りこんできた人みたいに、妊娠猫を堕胎させることにも否定的で、堕胎している私達を非難する人も多い。

多いというか、ほとんどの人が処分されている動物について無知で無関心なんですよね。



※ここから画像を載せます。


これは宮城の動物愛護センターでの処分現場です。(画像提供アニマルクラブ石巻様・パネル作成nekonoko様)

この子達が生きていけるはずだった場所を奪ったのは誰?
この子達は処分されるために生まれたの?

    
e0144012_128946.jpg


(レポートより)
「死体を落とすためにバケットを傾けると、猫達が苦し紛れに落としたオシッコがざーざーと流れた。」

e0144012_1285510.jpg
   

職員の顔にモザイクがかけられています。
職員さんを非難する人もたくさんいるんですよね。
勘違いも甚だしい。

殺しているのは誰? 
産ませている人ですよ。捨てている人ですよ。


現実を見ようとせず手術を拒む人達。
想像力のない人達。
たくさんの命が人間の都合で殺されているのに無関心な人達。

責められるべきはそういう人達じゃないですか。
違いますか?



どうしてもセンターへ足を運ぶことができない私は、去年このレポートを見た時、私なんかまだまだぬるま湯に浸かっているんだなと強いショックを受けました。
全国のセンターで、多くは人手がないため、また管理体制が悪いため、処分されるまでの間も悲惨な状態で放置され、毒ガスで窒息死させられる動物達。

それでも少しずつ改善されてきていて、注射による安楽死を実践しているセンターも増えてきましたし、先日NHKで放送されたセンターのように職員さんが少しでも穏やかに最期を迎えられるよう手を尽くして下さっているところもあります。

でもまだまだです。
生まれたての子に一匹一匹注射なんてできません。
また、譲渡するにもそれまで育てる人手がありません。


たとえば、センターから引き取っているボラさんがいます。
20匹持ち込まれ、一度にはどうしても連れて行けない。

いつも全部引き取れないのが苦しくてならない。
貰い手がどんどん決まればどんどん引き出せるのに。
でもせっかく縁組の話が進んでいた里親さんから「すみません。知り合いが子猫が産まれてどうしてももらってって頼まれちゃって。」と急なキャンセル。
そりゃあ、キャンセルされたって保護されている子は別の里親さんを探せますよ?
でも、後で引き出す予定だったセンターの子は引き出してもらえません。
こうして助けられたはずの命が処分されます。

私はセンターからの引き出しはできそうにありませんが、目の前の子を少しでも救うことと、不幸な命が増えないように野良猫の手術をすること。
そして、小さな命に対して少しでもやさしい世の中になるように啓蒙を行うこと。
それくらいしか私にできることはありません。

堕胎は辛いです。誰だって嬉しくてやってるわけないでしょう。
生まれる直前の子まで降ろせとは言いません。
でもせめて妊娠初期ならどうか堕胎させて。
堕胎が辛いなら、可哀想だと思うなら、
妊娠前にちゃんと手術してあげて。


   どうかこの子達のためにお願いします。
e0144012_1431327.jpg

by yukimomoko | 2008-05-13 01:50 | 猫活動・日本の愛護事情  

<< 横浜市の犬猫妊・去勢手術助成事... 横浜市の犬猫妊・去勢手術助成事... >>