カテゴリ:【東日本大震災】( 112 )
6年目
今日は震災の日だったので、里子に出た被災猫の元の飼い主さんに、猫の近況を送りました。

猫の名前はおとめ。
被災飼い主さんを説得して、ほとんど無理矢理里子に出した子です。【おとめの事】

当時、被災地で保護してきた猫達は、もしかしたら飼い主がいるかもしれないので、普通の譲渡のように里親さんに出せませんでした。
もし、飼い主さんが現れ、飼い主さんが猫を返して欲しいと希望すれば、猫を返さなければいけませんでした。

飼い主が現れるか現れないのか、現れるとしても何年先なのか、全く先がわからない状況で、普通の里親さんのように無償で猫を愛育し、何年経っていても、猫が里親さんに懐いていても、飼い主が現れ返せと言われたら返す。。。

そういう辛いお約束を、当時はたくさんの人が受け入れてくれて、被災猫の為に無期限無償の預かりに名乗りを上げてくれました。

本当は、おとめもそういう人を探してあげたかったのですが、
次々に来る被災猫…たくさんの預かり希望者がいても追いつかないくらいどんどん来るので、だんだんと被災猫が溜まってきたのです。

何とかがんばらないと…と当時のメンバーで考えて、震災半年目の日に、ねこひと会主催の被災猫の里親会を開きました。

その時に、預かりでなく正式に里親としておとめを譲渡して欲しい、という里親希望さんが現れたのです。

元の飼い主さんは、強制避難で置き去りにさせられたおとめ達を自力で保護しに行ったり、ボランティアに依頼したりして猫達を保護。
そして、必ず必ず新居を手に入れて猫達を迎えに来ます!という約束をしてねこひと会におとめ達を預けたのです。

その、おとめの譲渡を希望され、私は考えてしまいました。
飼い主さんの新居はまだ全然目処が立っていませんでした。そしておとめは当時すでに10歳を超えるシニア猫。
何年先になるかわからないのに預かりさんに預け、すっかりこちらの生活に馴れた頃にはおとめはもう高齢猫になっているかもしれない。
元の飼い主とはいえ、何年も離れていた飼い主の元に帰るのは、猫にとってどうなのだろうか?しかも帰る家はおとめの育った福島の家ではなく、知らない家。高齢猫をわざわざそんな環境の変化にさらす必要があるのだろうか?と。

飼い主さんご家族はもちろん拒否しました。
特に息子さんがおとめは絶対に引き取る!と断固拒否でした。
でも、飼い主さんには、新しい家がいつ手に入るかわからないという負い目があります。
おとめの事を考えてあげましょう!という私の言葉にとうとう折れて、おとめは里親さんに正式に譲渡されたのです。

里親さんは、おとめをよく可愛がってくれてるし、おとめも幸せそうにしています。
でも、それは本当に良かったのだろうか?私のした事は間違っているんじゃ、ないだろうか?
当時もすごく悩みましたが、
それからずっとずっと、今でも心に重く引っ掛かっています。

可愛いおとめも、もう17歳。
でも里親さんから送られてきた写真は全然お婆ちゃんに見えなくて、毛繕いする動画も可愛いおとめのままでした。

飼い主さんに送ったら、家族で「おとめだおとめだ!」と大喜びしてくれました。

私に出来ることはこれくらいしかありません。



最初から飼い主がわかっていたおとめと違って、ねこひと会で保護された被災猫のほとんどは、飼い主さんがわかりませんでした。

先日、この6年間ずっとずっと自分の猫が産んだ子猫達の行方を探し続けている、という問い合わせがありました。
ペットを家族と思っている人にとっては、何年経ってもやっぱり忘れられないのです。会いたいのです。

お気の毒に、この方の探していた子とねこひと会保護の被災猫は、話を照らし合わせると結局年齢が合わなかったので別猫でした。

ねこひと会保護の被災猫達は、ほとんどみんな、無期限無償の里親さんの元で幸せに暮らしています。
中には病気や老いで看取ってもらった子達もいますが、その子達もみんの幸せでした。
他のボラさんに保護された子達もきっとそうです。
あの時は日本中からボランティアが福島に行きましたから、きっと猫ちゃんは保護されてどこかで幸せにしていると思います。

電話の向こうでがっくり力を落とすその人に、私はそんな気休めのような事を言って慰めるしかありませんでした。

私に出来ることはこれくらいしかありません。
でも、被災者の方々と被災動物達の幸せを心から願っています。
あの時関わった被災飼い主さん達、被災猫達、そして預かりという名の里親さん達。
幸せを、心から心から祈っています。



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by yukimomoko | 2017-03-11 20:07 | 【東日本大震災】
福島関係の問い合わせ
2017年02月16日18:54
震災からもうすぐ6年だけど、昨日今日と続けて被災猫の問い合わせがありました。

一つは、震災当時のねこひと会保護の被災猫2匹、マリアさんが出した里親さんからで、
2匹とも元々高齢だったこともあり天寿を全うした、でもペットロスで寂しくてたまらない、ねこひと会保護の被災猫のページにとても似た子がいるので、またその子の里親になれないか、というものでした。
無条件で震災猫を引き取って下さり、愛育して看取って下さった里親さんには感謝の言葉しかありません。

ねこひと会は、今でも元メンバーのマリアさんが福島からの保護を続けていますが、当時の旧ねこひと会HPに載っている子達はほとんどすべて、無期限一時預かり(実質上の里親)さんの元で幸せになっていて、
その子ももちろん里親さんのところにいるのです。
でも、また新たなご縁が繋がるかもと望みをもって、マリアさんから別の子をオススメしてみる予定。


もう一つは、声からして軽く70代はいってそうな女性からで、福島の被災者さんでした。
今は生まれ育った故郷を捨て(捨てさせられ)、他の場所で暮らしているそうです。
問い合わせ内容は、自分の元・飼い猫がねこひと会で保護されている、引き取りたい、というものでした。

自分の飼い猫、ではなく「元・飼い猫」…というのは、当時の自分の飼い猫が産んだ子猫達を楢葉や浪江やらの知り合いに小さいうちにあげたんだそうです。
震災後、その子達の安否がずっとずっと気になっていたけど生活が落ち着かなかったし自分も入退院を繰り返していたので…どんな目に遭っているだろう可哀想に可哀想にと毎日泣いていました…と泣きながら言うので貰い泣きしてしまいました。

しかし正直、ねこひと会保護のその猫が本当にその人の思っている子猫かというと…たぶん99.9%違うと思うのです。

柄に特徴があるわけでもなくしかも子猫の時に譲渡した猫なのに、HPの小さな写真だけ見て確信する時点で冷静な判断が出来ているとは言えないし、尻尾や細かい模様は?など照らし合わせるにもよくわからない様子で、
何しろご高齢なので電話口で話を聞き出すのも大変でした。
写真も残っていないようだし、だから調べようもないのですが、状況的にたぶん、ほぼ、違うでしょう。。。

でも、無下に「違いますよ!」と言うのは酷ですし、
ねこひと会保護の子達はほとんど全て今は引き取られて幸せにしているから安心してください、もちろん、本当の飼い主さんが現れて引き取りたいと希望するならお返しする約束ですが、もう6年も完全室内飼いで甘えて幸せにしているのだから、今さらまた猫にとっては知らない場所知らない人の所にいくのはどうなんでしょうね…?猫の事を考えるとそのままにしてあげるほうがとも思いますよ…?もちろんその場合は幸せにしている写真をたくさん送ってもらえますからね…と、慰めつつ説明し、とにかく調べてまたお知らせする事になりました。

この方は、みなしご救援隊のシェルターにまで探しに行ったりしたそうで、本気で猫の安否を心配しているのもわかります。

震災以降6年もの間、安否を心配し続けて泣いてるなんて可哀想過ぎて…
そんな飼い主さんがまだまだいるのでしょうか。辛すぎます。

当時、その猫を貰いうけた飼い主のほうは、避難している間に家は荒れ果て、もう諦めて生まれ育った故郷を離れ、今はもうどこにいるのかわからないそうです。

改めて、震災でたくさんの人達が平和で幸せな日々を奪われてしまったんだなと胸が痛くなりました。



もし、この方が自分の猫と言い張ってしかも絶対に引き取るとゴネてしまったら…、もしかしたらきつい事を言わなくてはならなくなるかも…と思うと気が重いです…(;o;)



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by yukimomoko | 2017-02-16 18:54 | 【東日本大震災】
銀次ちゃんの訃報
2017年02月15日11:13
日曜の譲渡会から帰った夜22時前くらい
被災猫の銀次ちゃんの里親さんが号泣してTELしてきて、ごめんなさいごめんなさいとしか言わないので、銀ちゃん死んだの?死んだの?と…その時は里親さんが泣きじゃくって詳細がわからなかったけど、昨日TELして聞いたら、皮下点滴をしようとケージに入れようとしたら嫌がって(腎不全で先月から自宅点滴、ものすごく嫌がる子だったので、ケージに入れながらやったり回数を分けたりと色々工夫してがんばっていた)
暴れているうちに急にのけ反って、ひ~ん!と変な声を出して、もうぐったりとしてしまったそうです(;_;)
だから、里親さんは自分のせいだごめんなさい自分のせいだと…(;_;)
でも私だってそんな死なせ方した事は何度かあるし、ノムちゃんなんか本当にひどい死なせ方をしたし、
でも、銀ちゃんの為に一生懸命したんだから、
銀ちゃん怒ってないしママ大好きだし!
と慰めるしかなく(;_;)
かかりつけでは30分も心臓マッサージしてくれたけどダメだったようで、かかりつけの診断では、脳の出血や梗塞ではなく、古い外傷性の病巣が何かあったのではないかと。

ほんの1ヶ月前に会いに行ったのが最後となりました。。。

銀ちゃんは2年前から謎の四肢麻痺で闘病していたので、、里親さんも私も頭に何かあると思っていたので、かかりつけの説明は納得いくものでした。
マリアさん達が被災地でたくさん保護してさあ帰ろうか、とした時に、遠くからニャア~…ニャア~…と、鳴きながらふらふらと少しずつ少しずつ、ふらふらニャアニャアと近づいてきて倒れた銀ちゃんでした。

震災の時に、もしかしたら何か頭に当たったとかあったのでしょうか…
それは神様と銀ちゃんにしかわかりませんが…

里親さんのところでちやほやと可愛がられ、お腹一杯食べて幸せだった銀ちゃん。

お葬式は今日これからだそうです。
どうか神様の一番側で可愛がってもらえますように…
銀ちゃん、さようなら…。


里親探し中の頃の銀ちゃん、猫のマリアさんのブログです。


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by yukimomoko | 2017-02-15 11:13 | 【東日本大震災】
めも(歯医者、今日のペコ、今日のトマトちゃん、被災猫の訃報)
2017年01月21日22:50
昨日、奥歯の神経抜いたところを色々された後がとにかくものすごく痛くてキモチワルイ…
歯医者にかなりの不信感
でも途中なので一段落終わるまで我慢する
頭も胃も痛いし腰も痛いし目眩するし体調悪すぎ…(;o;)



ペコ、昨日の抜歯で今日は一切飲まず食わずなのでちょう心配
大好物の焼きカツオのパウチも無反応で、ずっと黒猫ベッドにいる
まあ、私も昨日の歯医者以降ろくに食べてないし、ペコは抜歯なんだから当たり前か
でも心配
せめて水くらい飲もうよ(;o;)


トマトちゃんは、昨夜初めてお尻を上げて撫で撫でを喜んでくれて、でも止めて手を引っ込めようとすると「パ!」と言って猫パンチ(笑)
今日はすこーしだけカリカリ食べ、お水も飲んだような形跡ありなので、もう強制給餌せず
昼に一度ケージから出てしまって、窓際で固まっていたけど、その後勝手にパニクって飛び上がったりした挙げ句、自らケージに戻ってくれました
まだ身構えるけど、撫でると顔を擦り付ける仕草とお尻アップ、唸りも減ってきて、撫でる手を引っ込める時の「パ!」も言わなくなったし、パンチも夜は出なかった。


昨日、被災猫のカイ爺ちゃんが危篤と連絡あり。
もう歳だし腎臓も悪かったし、私も里親さんもこんなに生きてくれると思ってなかったのですが、いざお別れが来るとやっぱり悲しい…
カイ爺ちゃんは、ゆきこ宅で少し保護した後は預かりさん宅に移動。
http://yukimomoko.exblog.jp/15129333/
一度ちょっと里親さん宅に出たのですが、ちょっと里親さんに問題があったのですぐに取り返し、再び同じ預かりさん宅に…そのまま正式にそこのお家の子にしてもらいました。
そんな波乱の猫生でしたが、本猫は飄々とまったりと幸せに過ごしてくれました。

カイ爺ちゃんは片耳は縮れ、鼻が突き出て長い顔で、いわゆるおブスな猫でしたが、とても穏やかで気立ての良い子でした。
私的にはカイ爺ちゃんは夢中になる可愛さだったです。
もちろん、里親さんのところでもアイドル的存在でたくさん可愛がってもらいました。
里親さんにゴハンをおねだりするカイ爺ちゃん
e0144012_12515876.jpg


さっき、里親さんからご報告があり、20時頃に永眠したそうです。
そんなに苦しまず、眠るようだったと。。。
里親さん、ありがとうございました。
カイちゃん、おやすみね。。。
寿命だし良い死に方だけど、やっぱり悲しいよ(;_;)


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by yukimomoko | 2017-01-21 22:50 | 【東日本大震災】
まるちゃんがんばれ
2016年9月10日 11:37
福島の被災猫だった満点丸
今週の日曜に激ヤセしていると聞いて心配していました。
まるちゃんは、2014年のお正月にお届けした時が推定12〜13歳。
それから2年半なので、推定14〜15歳、もう立派なシニアで腎不全も出る頃です。
でもまだ14〜15歳と思ってしまう、、せっかく優しい家族の元で幸せになったのだからまだまだ長生きしてほしい。
心配でざわざわした気持ちで過ごしていたら案の定、金曜に「まるちゃん危篤」のお知らせが(T_T)
い、いやだよ〜まるちゃん、がんばって…

もうそれから他の事をしていてもずっとまるちゃんのことが頭から離れません。

昨日のレイレイのお届けも…昨日のレイレイのお届けは杉並のほうだったのです。
この道は、まるちゃんがまだなーちゃんと呼ばれていた頃の、あの脱走事件の時に捜索の為に往復した道。
なーちゃん見つかった!の報せを聞いて深夜に急いで車を走らせ、やっと無事保護出来たなーちゃんに「なーちゃんなーちゃん偉かったね〜」と声をかけながら、一緒に帰った道。
あの時のように声に出して「なーちゃん、なーちゃん、がんばって!今はまるちゃんのなーちゃん、がんばって〜!」と言いながら運転していきました。

レイレイお届けが無事済んで、夜に心配で里親さんにメールすると、ちょうど病院に来ているところでした。
そして今朝、どうも山を越えたようでテーブルに飛び乗ってカリカリやスープを食べてくれたと、。。。

ほっとしました(T∇T)
このまま回復してもう少し長生きして欲しいです。
お願い、まるちゃんがんばって〜!


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by yukimomoko | 2016-09-10 11:37 | 【東日本大震災】
震災の日に色々思ったこと
2016年03月11日17:07
昨夜も夜中の捕獲で疲れていて、ちゃんと書けないんですが、(※だいぶ加筆修正して、だいぶ、今の気持ちそのままに書けました。)

◆風化
あの日から早5年の今日。
ラジオ(最近家にいる時はずっとラジオをつけてます。)でもずっと震災関連をやっていたので聞いていました。

地震発生の時間、私は猫の世話をしていたので、黙祷などは出来ませんでしたが、この瞬間にたくさんの命が一瞬で亡くなり、、、助かった!怖かった!家族は?!みんなは?!と心配し、逃げていた人達の多くも、その後の津波で命を落とすことになり、その津波で原発があんな事になり、

そして、たくさんの人が永久に故郷を無くすことに。。。と思いを馳せ、胸がいっぱいになり涙が出ました。いつも、思い出す時は涙が出ます。

けれど、毎年この日を迎えて私が一番に考えるのは
「あの時は本当に怖かった。。」という自分の事で、次に想うのは関わった被災飼い主さんや被災猫達の事。

そうして、メディアなどで震災関連を見ているうちに、亡くなった人達の事、怖く悲しい思いをした人達の事、大切な人の死を目の当たりにしたり、今も行方がわからない家族がいる人達への思いが蘇ってくるのです。

正直な話、それだけ以前ほど被災地のことを思い出すことはなくなっているのだと思います。

けれどもそれは、日常の自分の生活だけでもいっぱいいっぱいで、考えることやらなくてはいけないことが多すぎるからで、本当に忘れているわけではないのです。

常に心の奥にしこりのようにあり、ふとした時に考えてしまう。
きっと誰でもそうなのではないでしょうか。

風化させてはいけない、と言われているけれど、身近にはまだ被災して移住してきた人達がたくさんいるし(先日破談になってしまった川太郎の里親さんも、いわき市の方でした。)
何よりも、普通の自然災害と違うので、風化はなかなかしないと思っています。

あの津波だけでも日本人にとっては未曾有の災害だったのだし、普通の自然災害なら、復興していつかまたそこに住めるけれど、原発という人災のために2度と住めなくなった人達がいるのだから。
そして、原発は日本中にあるのだから。


ーーーーーー

◆災害時のペット対策◆

当時のねこひと会が関わった何百かの被災猫達は、みんな運良く保護されましたが、飼い主さんが判明したのは本当に数えるほどでした。
どうしたら生き別れにならないで済むのでしょうか。

また、運良く一緒に避難出来ても、避難場所で猫をどうやって過ごさせるか、災害時のペット対策って、いろいろあると思いますが、猫の場合はその性質上、かなり難しいですよね。

1. 迷子対策

・首輪と迷子札。。。完全室内飼いの子には首輪を着けない飼い主さんが多いですが、普段から首輪に迷子札を付けておくほうが良いと思います。鈴もです。
猫がストレスになると言う方がいますが、慣れてくれます。迷子札は、福島の子では肝心の連絡先が読めなくなっていたケースがありました。シールは剥げ落ち、マジックは滲んで読めなくなっていたのです。
なので、刻印出来るような物の方がより安心かもしれません。
首輪による事故ももちろん怖いですが、緩く付けなければあまり事故は起きないと思います。

・マイクロチップ。。。ねこひと会では、今年から保護猫にもマイクロチップを入れることにしました。
被災飼い主さんからの問い合わせで、探している子なのかどうなのか、決め手がなくて困ることが多々ありました。
それに、せっかくどこかに保護されたのに、今でも飼い主さんに巡り会えないままの子がたくさんいると思います。
昔と違って今はリーダーも統一され、ほとんどの自治体でもリーダーが置かれているし、一般の人にもボランティアにも、マイクロチップの概念がだいぶ浸透してきたので、かなり有効だと思います。

・写真。。。迷子札もマイクロチップも100%頼りになるわけではありません。模様のある子は、やはり見た目で自分の猫と判別出来るのが一番ですが、愛猫を必死で探している被災飼い主さんでも、意外に細かいところは覚えていない場合が多かったです。
尻尾や肉球など、細かい特徴的な部位を写真に撮っておくと良いかもしれません。


2. 食
・好物を作ること。。。カリカリオンリーで育ててる飼い主さんもいると思いますが、カリカリは水分がないとだめだし、避難生活ですぐにカリカリ食べて水も飲める猫は少ないと思います。避難生活に限らず病気の時の為にも、普段から大好きな食べ物を作ってあげるようにしておくと良いと思います。作るというのは、調理するという意味ではなくて、習慣づけるという意味です。美味しいおやつでも普段貰ったことのない物はいざという時にも食べてくれませんので。

・シリンジで食べさせること。。。普段からシリンジ(針の付いていない注射器)などで、流動食を食べることに馴れさせておくと良いと思います。
猫に大人気の某○ュール等をお湯で薄めてオヤツとしてあげていると、怯えて自分で食べない時など、いざという時に与えやすくなると思います。お皿を使ったり洗ったりする水が節約出来るし、ケージの間からシリンジを入れて食べさせることも可能です。


3.住?
・ケージに馴らしておく。。。ケージも、普段から部屋に置いておくと、猫も楽しんで入ってくれるし、いざという時にすぐに入れられます。避難所でケージ暮らしを余儀なくされた時に、多少なりともストレスが減るのではと期待します。

これくらいしか思いつきません。
大した知恵でなくすみません。



◆脱東電◆

3.11の震災が、阪神淡路や他の震災と決定的に違うのは、原発の被害があったという事なんですよね。
私は猫ボラで被災地の猫に関わったので、あえて言うなら、福島の人達は故郷と、大事な家族(ペット)との暮らしも奪われたんですよね。
病気でも寿命でもなく、生きられたはずの子達がたくさん死んで、飼い主は看取ることも供養することも出来ず、生死もわからず。

未だにあんなにも危険なのに、原発原発と推そうとする国の姿勢には呆れます。
とは言え、電気は私だって毎日使うし、(と言うか、猫の為にたぶん一般家庭の何倍も使っています)
最近、脱東電という動きがあるそうで、ガス会社など他の会社でも電力提供があると聞きました。
新しい事がなかなか理解出来ない私にはまだよくわかりませんが。
東電で務めている人達に恨みがあるわけではありませんが、国の姿勢に反対の意思を表明するという意味はあるのかなと、考えています。



◆人の業と人の愛◆
人間というのは本当に弱くて勝手で情けない生き物です。
親不孝したり兄弟で争ったり、自分に親切にしてくれる人を蔑んだり疑ったり、強い人に良く思われようとへつらったり、恨みや妬み、自分より弱いものに当たったり、自分の弱さに背を向けたり、思い通りにいかないと怒ったり恨んだり。。。

けれども、一方で、会ったこともない人の為に胸を痛め、涙を流したり、笑顔の人を見ると何だか嬉しくなったり、他人の幸せにも喜んだりします。
そして、ささやかな人生を一生懸命生きてます。
だから私はやっぱり人という生き物も愛しくてたまらないんですよね。

震災の時、そして今も、何かしたい、と寄付やボランティアをしたり、何も出来ないと自己嫌悪に陥ったり、それそれが色んな思いでいたことだと思います。
被災者を哀れむのは偽善だとか、ボランティアも偽善だとか、そんな風に言う人もいます。
可哀想だけど何もする気はないよ、他人の事だし自分は楽しく生きていけたら良いんだ、と思う人もいます。

それでも、あの津波の映像を見た時はどんな人でも何らかのショックを受けただろうし
一人一人がその人なりに、今でも心の奥で感じるものがあるはずなんだと思います。

不幸な時、困った時、苦しい辛い時、誰かが支えてくれるのは嬉しいです。
それを、誰でも普段は忘れているのかもしれません。

私は、いつもまわりに支えられてばかりですが、誰かのために役に立てるようになりたいです。


震災5年目に、何かもっとちゃんとした事を書きたかったのですが、とりとめもない文章になってすみませんでした。

被災した方達の心の傷が、1日でも早く癒されますようにと、心から願っています。







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by yukimomoko | 2016-03-11 17:07 | 【東日本大震災】
チョコ逝く
2015年05月09日01:17
被災猫No.いくつだったかもう忘れてしまったけど、里親会の間中鳴き続けて、当時の名物猫だった鳴きチョコのチョコが、飼い主さんの元で亡くなったという報せがたった今さっききました
兄弟猫達に見守られながら、大好きなお母さんの腕の中で穏やかに逝ったそうです
うちで約1年、里親さんの元で1年、
飼い主さんが引き取り可能になった時、震災から2年も経っていて、家族とはいえ2年も離れて家も見知らぬ土地の新しい家で、
本当に帰るほうがチョコの幸せなのか。。。?とずいぶん心配したのですが、
帰ったその日から鳴きもせずに落ち着いたチョコ
やっぱり家族の元に帰れて良かったんだ、家族との絆は2年くらいでは消えないんだと感動したものでした。
被災猫の無期限無償預り様に愛されて
ボランティアからも愛されて
見学者さん達にも愛されて
報道の方にも愛されて
波乱万丈だけど、たくさん愛されて幸せな生涯だったね

でも、ああ…チョコ…チョコ…
大きなナリしてへなちょこで、気立ての良い甘えん坊のチョコ…
いつかこういう報せが来るとは思っていたけれど…
もういなくなったなんて悲しいよ…寂しいよ…
チョコと知り合えて本当に嬉しかったよ
ありがとうね、チョコ
さようなら…


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by yukimomoko | 2015-05-09 01:17 | 【東日本大震災】
嬉しい便り
311の日に、嬉しい便りがありました。
去年の1月に飼い主さんの元に戻った、被災猫ピッコちゃんの近況をいただきました。


~早いものですね、今日で3年になりました。その節は本当にお世話になり、感謝、感謝の思いでいます。
ピッコは今は、とても元気です。自分のお気に入りの場所で日向ぼっこをします。私の手にじゃれてきたりして遊びます。
私がトイレに行くと必ず付いてきてそばにいます。
夜は、ゲージの中のお布団で寝てますが、私が電気を消して眠ると、私の枕元に来て頬をさすります。お布団をはぐと、布団の中に潜り込んでそのまま朝まで眠ります。
そんな日々の暮らしが出来てます。まだ戻れずにここにお世話になってます、愛犬とも仲良くしています。。~~
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取り残された福島のお家で、窓から入るスズメを捕ったりして数か月もしのいでいたピッコちゃん。
うちに来た時は怒って怒って怖かったピッコちゃん。
お母さんの元に戻って、少し太ったみたいです。
ピッコちゃん、幸せに穏やかに暮らしているんですね。


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by yukimomoko | 2014-03-13 01:32 | 【東日本大震災】
3年経ち…
今年も311がやってきました。

あの日、東京でも大きな地震があり、私も経験した事のない恐怖を味わいました。

それ以来、東北の被災者だけでなく、たくさんのボランティアも生活が大きく変わってしまいました。
良くも悪くも。。。

当時のねこひと会も、被災地(主に福島)の猫のレスキューに関わり、私は現地にこそ行きませんでしたが、2年間身体を壊すくらい無我夢中でやってきました。
捜索依頼で現地入りするボラさんが必死で通っても、とうとう見つからなかった子がたくさんいました。
せっかく保護しても死んでしまった子もたくさんいました。
耕作のように、やっと飼い主さんの元に帰れたのに、すぐに死んでしまった子もいました。
被災飼い主さんともたくさんお話しました。

それでも、私なんかには被災した方達の気持ちは全然わかっていないのかもしれません。

それでも、関わった方達の幸せを願います。
関わっていないたくさんの方達の幸せを願います。

見ず知らずの、たくさんの亡くなった方達や動物達を想うと、胸が締めつけられ涙がこぼれます。

私はもう、福島猫達のレスキューからは手を引いてしまいました。
自分はなにか役に立ったのかな?これから自分は何をすれば良いのかな?

311でない日もいつも考えています。

今はまだ、何も答えが出せないでいます。


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by yukimomoko | 2014-03-11 22:09 | 【東日本大震災】
僕達を忘れないで!震災から2年の写真展!被災地の猫の里親会も開催!
(※動物の遺骸写真があるので閲覧ご注意ください)
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3月9日 ねこひと会主催 震災から2年目~ 【 ぼくたちを忘れないで! 被災地の猫の里親会 】 展示写真より
e0144012_17164294.jpg

「お婆ちゃんの犬がいる。助けてほしい。」知らせを受けたのは4月末だった。
おばあちゃんは「犬のことはほおっておいてくれ」と言っていたが、「本心ではない」と孫娘はわかっていた。
5月1日、迎えに行くと老犬だいちゃんはすでに静かに旅立っていた。
(2011.5.1 浪江町)


この「だいちゃん」という子のことは、もしかしたら色んなブログで見たと思う人がいるかもしれません。
けれど、その後のだいちゃんのことはあまり知られていないと思います。


あれから一年余り。埋葬できなかった罪の意識から、もう一度おばあちゃんの家に赴いた。
だいちゃんは何も変わることなく、そのままそこにいた。
おばあちゃんに悲しい想いをさせてしまっただろうか・・・。
次に行く時は埋葬できる環境になっていて欲しい。
(2012.6.24 浪江町)

e0144012_1717655.jpg




とてもとても悲しく、理不尽に命を奪われていった動物たち。
レスキューされ幸せになった子達。
たくさんの物語がありました。
そして、それは今でも続いているのです。

拡散希望!!
3月9日@原宿 ねこひと会里親会!【震災から2年 ぼく達を忘れないで!】写真展も開催!
http://www.satoya-boshu.net/keiji/viewtopic.php?f=3&t=2146

撮影者:
●高円寺ニャンダラーズ(伊澤信行・佐藤洋平) http://ameblo.jp/inaoigou/
●NPO法人 MICINO(ミチーノ)  http://micino.org/
●わんにゃんレスキュー隊(藍智子)  http://ameblo.jp/fukushima-animal/
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by yukimomoko | 2013-03-07 17:29 | 【東日本大震災】
  

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