ゆきももこの猫夢日記

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里親募集の保護主にだって感情がある、感情以外の事情もある

保護したい子がいっぱい待っているので、今保護している子の里親さんが決まればその子達を保護できる。
だから、里親探しはのんびりしていられません。
保護が長くなればなるほど保護猫も可哀想だし別れも辛いし。
いつもいつも咽喉から手が出るほど問い合わせを待っていますが、だからと言って誰でも彼でもオッケーと言うわけではありません。
「生き物を育てる」という事をちゃんと考えていて、精神的にも経済的にも最期まで愛情持って育てられる人でないと、単に「猫が好き」「猫と暮らしたい」だけではお渡しできません。

待ちに待った問い合わせが来ても、その問い合わせた方がどんな考えの人なのか、どんな生活環境なのか、
問い合わせをいただいた時点では当然、何もわかりません。
その判断をするために色々とぶしつけなアンケートを取らせていただき、お見合いをして、お届けをして、お試し期間を設けて(お試し期間は里親さんが猫を気に入るかどうかを見るためのものではありません)、ようやく正式譲渡になるのです。

さて、以前質問があったように、保護主によっては、「一人暮らし不可」「同棲カップル不可」「小さなお子さんのいる家庭不可」「共働き(お留守番の長い家庭)不可」と、最初から門前払い的な条件を挙げている人も少なくありません。
上記のような問い合わせは、せっかく交渉していても途中で返事がなくなったり、譲渡までこぎつけても後々何かしらのトラブルが起きたりするケースが実際とても多いのです。
一人暮らしや同棲カップルの場合、結婚や出産などで生活環境が劇変する可能性が高いですね。
その時に必ず猫を大事にしてくれるかという心配。
一人暮らしの場合は、里親さん自身に何かあったらという心配。
小さいお子さんのいるおうちではお子さんが猫をちゃんと扱えず死なせたり脱走させたりというトラブル。
お留守番の長いおうちでは(子猫は当然却下)、甘えん坊の子だと寂しいストレスから問題行動や体調不良等の心配。

心配しすぎと思うかもしれませんが、長く里親探しをすればするほど、不幸な経験をしてしまいます。

なので上記のような問い合わせは、里親さん側にはほんとにスミマセン!なんですが、保護主側からしたら「条件の悪い問い合わせ」と言われていて、最初から敬遠してしまう保護主が多いのだと思います。

大事な保護猫を幸せにしたいと思っているので、保護主自身も満足できないとストレスになりますし、それぞれの保護主がこだわりを持って条件を出すのは、人としてごく自然の感情だと思います。

もちろん、「条件の悪い」方にもちゃんと素晴らしい里親さんになってくれる方がいるのは重々わかっているのですが、割合的にはやっぱり少なくなります。

そもそも里親さんとの交渉は、まずお見合いに入るまでだけでも大変な労力と時間を要します。

わざわざ時間をかけて「条件の悪い」問い合わせと交渉しなくても、元気で可愛い子猫は問い合わせがたくさんあるのです。

先週末から子猫の募集を出しましたが、文字通り「早い者勝ち」といった感じで問い合わせがたくさんきました。
そうなると、交渉をする時間のない保護主は、最初から条件に「不可」としてしまうほうが、時間も体力も節約できるのです。
何しろ、ひとりの人間が1日に対応出来る数には限りがありますから。

なので、最初から門前払い的な条件を付けている保護主に対して、やれ高飛車だの差別だと何様だだの、非難しないであげて欲しいのです。

私なんか、体力がないので必ず「できるだけ近くの方」という条件を入れています。
5月に入ってから江東区や荒川区、埼玉、千葉、といった、「ふつーに考えてそんなに遠くないよね?」という地域の方からの問い合わせも、もったいないとは思いつつ「遠いので」とお断りしました。
中には、今でも未練を感じる問い合わせもあったのですが、ほんっとに、お届けする時間的体力的余裕がなかったのです。

それと、私は自分が常に在宅なので、「できるだけお留守番のないおうち」を希望しています。
できるだけ猫と一緒にいて欲しいし、体調の変化にすぐ気がついて欲しいからです。

このように、保護主にも色々な事情やこだわりがあり、条件に多少の個性はつきます。

私の場合はどれも「ケースバイケース」なので、条件は満たずとも人間性がグーだと思ったら縁組になりますし、猫の性格や状態にもよります。
もし、自分はいわゆる「悪い条件」だけど、元親を絶対に満足させる自信がある!と思う方は、条件を気にしないでダメ元で問い合わせてはいかがでしょうか?
やっぱり自分の保護猫を熱望されたら嬉しいですし、「この人なら可愛がってくれるかな?」と心が動きます。
保護主だって人間なので感情があるのです。

また、元親と里親さんは気が合うか合わないかもけっこう大事です。
問い合わせたら意外と縁組できる場合もあると思います。

私の場合、普段は一応どんな条件の方も受付ていますが、色々やりとりして個人情報をお聞きしても、上記の条件(特に「男性の一人暮らし」)の方は結局はボツになる結果がやっぱり多いんですよね。
ほんと、何度かメールしているうちに、返事が来なくなったり相手から辞退したり。
そんな時は思いますよ。
「ご縁になるかもとせっかく時間かけて親切に対応したのに…これだからみんな門前払いにするようになるんだよ…!」と。

ただ、そういう方が本当に動物を飼える方なら、猫ボラと破談になったっていつか良縁があると思うし、そうなることを心からお祈りしています。

やり取りした挙げ句に私から断る事も多々ありますので、変に期待させてしまう分、「門前払い」よりも私のほうが、たちが悪いんじゃないかな~?と最近は思ってたりもします。
どうでしょうか?やり取りした挙句断られるのと、門前払いと。

とにかく、何が言いたいかと言うと、タイトル通りなんですよ。
要するに保護主にだって感情がある、感情以外の色んな色んな事情もある。もちろん、保護した子を幸せにしなければならない責任もある。
だから、条件が厳しすぎると言って攻撃したり、門前払いはひどいと怒ったりしないで欲しいのです。
里親希望側だって、あんな猫が欲しいこんな猫は嫌だと条件を出すのだから、お互い様ではないですか。
しかも、保護主側が条件を出すのは、保護猫を幸せにするために必要な事であり、保護主の権利でもあるのですから。



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by yukimomoko | 2009-05-16 11:33 | 里親探しの話