ゆきももこの猫夢日記

ブログトップ | ログイン

里親と初めて揉めました

2015年07月11日18:06
もう死にたい(-_-;)

ヒマワリ、今朝出戻ってきて今は入院しています。

そもそもの発端は、ヒマワリのオソソだったようです

今思えば。。。それまでラブラブな近況報告だったのが、オソソの後から少しテンションが下がった気がしていました。

あれは正式譲渡も済んで半月以上ほど経った頃だったか・・・。
最初のオソソの報告聞いて、ヒマワリはうちでは大丈夫だったのでびっくりして、すぐTELしたら、まだたったの2回しかしていなかったのです。

なーんだ!と私もほっとして普通にアドバイス

でも里親さんの声はちょっと暗くて、
TEL切ってから少し心配で、何日かしてからまたどうしてますか?と聞いたりしたんです。

でも、オソソは大丈夫です!ミレイちゃん元気です!という近況来て、
私のブログ見て活動応援してますとかまで言ってくれて

良い里親さんに可愛がられて幸せにしてると思うじゃないですか

ちょっと「?」と思ったのは、ヒマワリが保護された詳しい経緯と、保護主の寝子さんのブログを紹介した時。
里親さんのほうから知りたがっていたので、何らかの感動があると思ってそんなお返事来るかなと思ってたんですが、既読スルーで。

私は既読スルーはあまり気にしないほうですが、ちょっとその時違和感はあったことはありました。

でも、何か困ったらいつでも言ってくださいね!と常に伝えているし、ヒマワリはあんなに可愛いし、里親さん達だってメロメロだったし

オソソは心配ながらも、そのままにしていました。

そうしていたら昨日、こんなラインが入ってたんです。


ゆきももこ様

ご無沙汰しております。昨日、主人から携帯のアドレスにご報告を致しましたが、読んで頂きましたでしょうか?
ミレイちゃんは、今、緊急事態です。お食事もペーストを白湯に薄めてシリンジで与えても吐いてしまいます。毎食吐きながら、鼻水のような大量の粘液と一緒に鼻から食べ物が流れます。私ではもう限界です(;о;)(;о;)(;о;)(;о;)(;о;)


携帯にもパソコンにも、ご主人からのメールは届いていませんでした。
だからもうビックリしてすぐTELしました。

何しろ緊急事態と言って里親さんが泣きメールをしてくるのですから、ただ事ではありません。

私からは、メールだけではわからないこと「いつから?」「どんな症状?」「かかりつけの診断や処置は?」 などを当然質問しました。

里親さんの話では、昨日病院に行き、採血もレントゲンも問題なく、どこも悪くないのに吐くんです、と。
薬は、抗生剤と吐き気止めなど。

飲ませているけど吐くんです、全然治らなくて。。

聞いた感じが、食道狭窄の症状と似ている気がして、「最近、抗生剤などの薬だけを単独で飲ませたことはないですか?」と訊いてみましたが、「いえ、ここ一ヶ月はありません。」と。
「異物は?毒物は?何か思い当たることは?」と訊きましたが、「ないと思います。」

一体なんだろう・・・?でも全然食べられずに吐き続けるんですね?と聞くと「そうなんです」と。
そんな状態だったら脱水になったりするから、昨日行ったばかりでも病院に行かないと・・・と言うと、「え・・・病院ですか・・・いえ、今日は行けません。」ときっぱりと言うのです。

その受け答えに少し面喰って、、あれ?メールではなんだか今にも死にそうな感じに思えたけど、そうでもない?

ついこの前、去年里子に行っためぇちゃんが吐いたと言って、里親さんから相談がありましたが、それはそれはオロオロオタオタしていました。(めぇちゃんはただの急性胃腸炎ですぐ回復)

先日も別の里親さんが、里子ちゃんが謎の嘔吐で心配だと相談がありましたが、暗くて里親さんが死んでしまいそうな声でした。
だいたいそういう時って、不安と疲労で里親さんはけっこう参ってるんですよね。。

でも、この里親さん、困っているというのはわかるのですが、なんとなく、どこか違うんです。
そうした違和感がいったい何なのか、よくわからないまま、とにかくヒマワリの状態が心配で、

「脱水していないか見てみて?」と、背中を掴んでもらうと、脱水はない様子。
「そう言えば昨日の病院で点滴もしてもらいました」

だったら今日は大丈夫か。。。と言いながら、どうしたもんかと話していると
「とにかく今日は病院に行けません、明後日なら行けます」と言うので、

「いや、いくらなんでも2日も開けたら可哀想ですよ。今聞いていて、本当に重病なのか、それとも里親さんが猫初心者なので、大したことない症状なのに慌てているのかがTELでは正直わからないんです。」と言うと、少し驚いたように「そうなんですか?」と答える里親さん。
それで、私も正直きつくて倒れると思ったけれど、「良かったら今から私が病院に連れて行きますよ。」と言うと、「そうですか?」と。

その時は、里親さんが、娘さんのお迎えに行かなくてはならなくて一旦TELを切り。

その間に私からライン
「原因究明、症状緩和するまで里帰りするという手もあります。」と。

話を聞いただけでは、ただの鼻づまりなのに初めての経験でパニクっているのか、それともすぐに病院に行かなくてはいけない状況なのにボヤボヤしているのか、さっぱりわからないので、
こういう相談の時は手元に連れてくるほうが手っ取り早いのだけれど。。。

そのメールしてからすぐ間もなく、里親さんからTEL。

「では里帰りお願いします」、それとも、「いえ、こちらでがんばります」、かのどちらかだと思うんですが、
里親さんは、もう限界です。。。と言い出し。。。

聞いた瞬間、やっぱり初心者さんには猫の看病は荷が重かったかな?自信を無くしたのかな?と思いました。

でも、続けて里親さんが話し出したのは「猫と家の相性とかあるんですかね?」「「ミレイちゃんにどうしてあげたら良いのかわからない」「ミレイちゃんが家族という気がしない」「気持ちが通じない」きっかけはオソソなんですよね。。。」と。


え?家族という気がしないって・・・3ヶ月も経ってるのに?
え?え?そういう話?


「まさか、愛情感じられないんですか?」

読むほうも楽しくなるような可愛い近況報告を貰っていたし、寝耳に水とはこのことでした。


猫と家の相性って、時々そういう事あるよね、というケースももちろんありますが、ヒマワリみたいに甘えて懐いてよく遊んでいた子なら、家との相性問題なんかありえませんよ?と言いましたが、「違和感がある」「相性が・・・」と。


話ながら、要するにオソソしてないうちは可愛かったけど、オソソしてから疎ましくなったのか?と感じました。


でも里親さんはこう言います。

無責任なことは出来ないから、なんとか一生面倒みようと思ってたんです。。。
でも、懐いてはいるのに違和感がある、気持ちが通じない、その上、こんな状態になって一生懸命しているのに、病院ではどこも悪くないと言われて。。。こんなでは、うちにミレイちゃんがいる意味がないんです!


意味がないって意味がよくわかりませんでしたが、「要するに返したいんですか?」と言うと「もう限界です」と。。。


「良いですよ、返して下さい。私も可愛がって愛してもらって育てて欲しいし」と言うと、「可愛いくないわけではないんです!いつも膝に乗って甘えますし。。、」と言うので

「誰でも思いがけず、ということはあるので気にしないで下さい。私もたくさんの里親さんと接してきて、時々こんなこともありますよ。しょうがないですよ。言って下さって良かった。でも本当はもっと早く言って欲しかったですけどね。」と言いました。


すると里親さんは少し「ふん!」という感じで「正直言って、今の私はミレイちゃんといるのはかなり苦痛です!」と言ったように思います。
また「無責任なことはできないから最後までと思っていたんです!」とまた言いました。


そこで私は
「いくら最後までみてくれても、愛してもらえなきゃ意味がないんですよ。近況報告も意味がないですよ」と言いました。


TELを切ると「急にこんな事になって申し訳ありません」とラインが入っていました。


そうして、翌日(今日)にご主人が連れてきてくれることになりました。
送ってこられたヒマワリの動画を見ると、鼻づまりで息が苦しい状態のようですが、私が当日中に飛んでいって病院に入れなくてはいけないわけではなさそうです。


でも、昨夜はヒマワリが窒息して死んだらどうしようと不安で心配で、おちおち出来ませんでした。

それと、夜中のうちに考えたのは、もしかしたら里親さんは真面目過ぎて、こうあるべきだ!みたいなのから少しでも外れると自信を無くしてしまうのかも。。。と思ったり、
今頃家族で別れを悲しんでいるかもしれない(いざ返すとなると寂しくなってやっぱり返さないと言う人も多い)、明日旦那さんが来たら、一旦預かるから数日よく考えて下さいって言おう、それとも少しして、いなくなって寂しいですか?それともほっとしてますか?と聞いてみようかな?とか。。。


やっぱりどうしても、最初あんなに可愛い可愛いと言っていたのに、家族と思えないなんて、腑に落ちなかったんです。


「今の私はミレイちゃんといるのは苦痛です!」ではなくて、「ミレイちゃんと別れるのは苦痛です」と言ったのを私が聞き間違えたに違いない、
と思ったり。。。


そして今朝、里親さん(旦那さんのみ)がヒマワリを連れてきてくれました。
まず、心配なヒマワリを確認すると、苦しそうにしているが一応生きている!
ああ、生きてる生きてる、良かった、ヒマちゃん、ごめんね、ちょっと待ってね、と声をかけて

ご主人と話しました。


「本当にミレイちゃんを返すので良いんですね?」と確認しましたが、きっぱりと「はい」と。

旦那さんから見てどうでしたか?と聞くと、「いや~自分も娘も可愛いと思ってたんですが、妻が相性が合わなかったようですね。一番は、部屋を汚されるのが堪えられなかったようです。」「オソソはあれからもけっこうして、猫タワーのベッドとか。バイオリンのケースにされたのが、とにかくいやだったようなんですね」と。


これで私も諦めて、
「わかりました。私も昨日の話だと奥さんの気持ちがよくわからなくて、なんて言ってあげれば良いのかな?と考えていたんですが、そういう事ならわかりました。良いですか?もうこの先は動物を探すのはやめたほうがイイですよ。動物なんて、思い通りにいかない事がたくさんあるんですから。これは譲渡前に重々話した事ですけどね。」と言うと、
旦那は「はい、はい」と頷いていました。


最後に、ミレイちゃんに買ったロイカナのムースをご寄付でいただき、見送る時になって旦那さんが
「譲渡費用は返してもらえないんですか?」と言いました。

私の使っている契約書には「正式譲渡後にやむを得ない事情以外で出戻る場合、譲渡費用は返せません」という旨の項目があります。
これは、以前、契約違反を疑わせる行為で任意で猫を戻した里親が、譲渡費用とそれまでの飼育費用を返せ!とゴネた時に追加された項目でした。

私は、「申し訳ないけど、今回の事は、言うなれば里親さんの勝手な都合での出戻りなので・・・これは契約書にも書いていますが、こういう場合はお金は返せません。私達の活動へのカンパとして下さい。」きっぱり言いました。


本当は、正式譲渡の後で身勝手な理由で返す場合、飼育放棄の猫を引き取るのと同じですから、次の里親が見つかるまでの飼育費も出すように!と契約書にはあるのですが、あえてそこまでは言いませんでした。


ヒマワリの具合が思いの外悪くて(その点だけは、里親のラインどおりだったのです)
旦那さんが帰るとすぐに病院に行きました。


待ち時間、里親さんとのラインを見直しながら、あ~あ、こんなに最初は喜んでたのになあ、。。今頃どんな気持ちでいるかな~?と考えていました。
自己嫌悪に落ちいってるんじゃないか、3か月もいた子がいなくなって、ポッカリと穴が開いたような気持ちでいるんじゃないか。。。


そして、診察にやっと呼ばれたちょうどその時、里親さんからTELがかかってきたんです。


私は病院の外に出てTELに出ました。
やっぱり寂しいのかな?心配なのかな?と思ったら。。。


「あの!譲渡費用返して欲しいんですけど!」


最初から鼻息荒い剣幕です。
私はどんなにがっかりしたでしょう。

ヒマワリなんか、譲渡費用以外にも何万かかったかわかりません。
気の利く里親さんだと、譲渡費用に上乗せしてカンパしてくれると言うのに。。。終生愛育を約束して正式譲渡した後に返してきて、お金も返せとは。。。


私はごく冷静に「ご主人にも話しましたが、契約書にあるように・・・」と言っていると、里親さんは「でも!契約書には双方合意ならって書いてますよね!ゆきこさんは返して良いって同意しましたよね!」と言うのです。。。


ちょっとちょっと~情けないこと言わないで下さいよ。。。
じゃあミレイちゃんまた返しますか?いやなんですよね?と言うと返事はなく、


「私から返すと言ったわけではない!ゆきこさんから返して良いですと言ったんじゃないですか!」とか
「私は一生懸命やったんですよ!3ヶ月一生懸命やったんです!」
「返す猫のワクチンや不妊手術代をどうしてこちらが払わなくちゃいけないんですか!」とか
挙げ句に「次の里親からも貰うんでしょ!二重取りじゃないですか!おかしいじゃないですか!」


返せ返せで、そこにはもう、自分が家族として迎え、3か月も一緒にいた猫への愛情はかけらもありません。
興奮して、暴言のようなことまで言うので、旦那さんに代わってもらい

「この件は里親さんから返したい旨を受けての出戻りであり、その理由は身勝手と言わざるを得ない。よって契約書に書いている通り譲渡費用の返還には応じない」
「譲渡費用は、あくまでもカンパとして頂くと、里親会でもお届けの時にも説明している」
「次の里親さんが決まったら、全てお話して納得の上でお金は頂くので、何一つ責められるいわれはない」


ということをもう一度説明しました。


けれど、その最中にまた奥さんが出て
「お金を返してください!他の里親会はどこもみんな猫を返したらお金も返してくれます!変じゃないですか!」と言い出しました。


「他の里親会はなんて・・・他は他でしょう?他と一緒にしないでくださいよ。」と言うと、「へ~え!」と冷笑。


これには私もムッとなって「私が出ている里親会は都内で一番優良な里親会のひとつですよ?」と言うと、里親さんはまた鼻で笑って「はん?優良?www」


そしてまた、同じ繰り返しで「里親が決まったらまた貰うんでしょ!おかしいじゃないですか!お金を返してください!」と叫ぶので、ついに私もキレて「すべてご主人に話したのでご主人に聞いてください!私は今ヒマワリの状態が悪くて今、病院で診察中です!お金は絶対に返しません!」と強く言ってTELをガチャン!(スマホだからガチャンではなくプ!ですかね)と切ってしまいました。


ブブちゃんの里親さんとも激しく言い合いになった事はありますが、それも里親さんの毒抜きのようなもので、最後は円満にブブちゃんを返してもらいました。
他にも、出戻すんだからそれまでかかった飼育費用を払え、と40万も要求してきた里親もいましたが、表面上私とはバトルはありませんでした。
お届け内定の時点で、罵倒され破談、ということも何度かありました。

けれども、正式譲渡した里親さんとバトッたのは、初めてです。。。(-_-;)


でも、私は間違ってないし、良心的な対応したと思います。


普通は、トライアル失敗で自分から返すと決めた里親さんでも、半泣きで猫を返すと言うのに。。。
普通は、一ヶ月も一緒にいたら「この子が来る前はどんな風に過ごしていたんだろうと思います!」「もうずっと前からうちの子みたいに感じます!」と言ってくれるのに。。。


こう書くと、この里親さんは普通じゃなかったんでしょうか?
でも、見た目は普通の良いご家庭だったし、最初の一ヶ月の近況報告は、本当に良いご縁と思えるようなものでした。


猫初心者の里親さんのために、お届けまで約1ヵ月もやりとりして丁寧にあれこれアドバイスをして
もちろん、猫と暮らすということは可愛いだけではないという事も重々話して。。。


私は人間不信になりそうです。
里親探しがつくづく嫌になり、元からさほどなかった自信がゼロになりました。


うちに戻った直後のヒマワリ

https://youtu.be/8NIC5QRt7Is

可哀想に。。。汚くて、さぞ嫌だったのでしょう。。。

退院したら思いきり可愛がってあげたいです。





↓ポチっと応援お願いします
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ

◇ご支援のお願い◇

ねこひと会の保護猫は、NPO法人nekonoko の定期譲渡会、Smile Catの定期譲渡会に参加するほか、各保護宅にていつでも面会可能です。
お問い合わせは ねこひと会 yukimomoko55nekohito@gmail.com まで

※里親希望の方必読※【譲渡方針・譲渡の流れ】

【ねこひと会はフォスターペアレントも募集中♪】

*******************************
◆ゆきももこの特に読んで欲しい日記◆
◆ゆきももこの特に読んで欲しい日記2◆

↓一日一ポチよろしくお願いします
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ


by yukimomoko | 2015-07-11 18:06 | 里親探しの話