ゆきももこの猫夢日記

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ペコを見送って(ペコの生涯)

2018年05月23日23:05
私の猫ボラ生活は、最初は預りと里親の代理募集から始まりました。
だから最初は捕獲した事もなく、捕獲器を見た事もありませんでした。

それから約一年して、引っ越し先のマンションに隣接した公園に野良猫が10匹ほどいるのを見て、猫のマリアさんに初めて捕獲を習ってTNRをしました。

その時の猫達の中にいたのがレオとペコです。
元々は、引っ越しで置き去りにされた飼い猫の子孫達だったようです。

レオとペコは10匹の中で一番警戒心が強くて、ベテランのマリアさんですら手こずり、3日かけてようやく捕まえました。

近所の人達は、子猫のうちは可愛いいから餌をあげていたけど、大きくなってからは邪魔者扱いにするという人種。
みんないつもお腹を空かせていて、特にペコは食いしん坊だったので、お腹ぺこぺこの「ペコ」と名付けました。
その頃まだ1~2歳くらいだったと思います。

外にいた頃のレオとペコは、その頃からとても仲良しでいつもぴったり寄り添って生きていました。
車の通りも割りと激しかったので事故で死ぬ子もあり、4年ほど経ち私がまた引っ越す事になっ時には、10匹いた子達はレオペコだけになりました。

引っ越し当初、レオペコは餌やりさんに頼んでそのまま公園に置いて行ったのですが、公園は潰される予定だったし、どうしても気になって気になって、マリアさんから「ゆきももこさん、気持ちはわかるけどあんな大人の男の野良なんか保護するのはやめとくほうが良いわよ!悪いことは言わないから!」と止められたのも聞かずに保護してしまいました。

マリアさんの言った通り、レオペコは頑なで全く打ち解けず、私の事は「この拉致監禁女め!近づくな!まじ殺すぞ!」と思っていたと思います。

それでも2~3年も経つとそれなりに家猫になってくれて、たくさん食べて日の当たる場所でぬくぬく寝て、特にレオペコ2匹いた頃は(何しろとても仲良しだったので)2匹でにゃんにゃか話しながら楽しそうに暮らしていたようでした。(私はあまり目撃出来なくて、レオペコと同じ部屋で寝ていた家人から聞いての想像です。)

だから、私を嫌いでも良いや、保護した甲斐は十分あった、と思っていましたが。。。

3年前、レオがペコを残して死んでしまったのです。

それを機に、ペコをレオペコ部屋からリビングに移動させて、何とか馴染んで仲良しの猫でも出来ればと思ったんですが、日が経てば経つほどペコの孤立は激しくなり、激しい喧嘩でリビングは殺伐としてしまいました。

それで結局、ペコはひとりきりでレオペコ部屋に戻り、そこで死ぬまで寂しく暮らしたんです。

ペコをレオペコ部屋に戻してから、何の楽しみもないペコの為にせめてお腹だけでも満足するようにと、他の子達にはあげないような美味しいゴハンをせっせと運びました。

一番恐れていたのは、ペコが病気になったらどうしようということでした。
これは、家庭内野良の子を飼っている方達は同じ気持ちだと思うんですが、家庭内野良の子は観察出来ないから病気の発見が遅れる、触らせてくれないから、病気になった時にしてあげられる事が少ない、ということが一番気がかりです。

病院に連れて行く事や強制給餌、点滴はもちろん、投薬すらままならない家庭内野良が病気になったら、一体どうしてあげたら良いのか。。。無理な事はしないで自然にしてあげるのが良いのか。。。

そうして遂に、現実にペコの体調が悪くなってから、やはり何もしないで見守るという事は私にはとても出来なくて、結局色々とペコの嫌がる事を無理にしたような気もします。

最期は側で看取りたかったけど、私が側にいるのは嫌なんじゃないかと遠慮していたら、知らない間にひとりで逝かせてしまいました。

レオが生きててくれたらなあ、ペコが話してくれたらなあ、と何度思った事か。。。


ペコに花とか似合わないだろうと思っていたけど、可愛いよ。。。レオも側に置いてあげるね。。。
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この尻尾がまた可愛かった。死んでからしかよく触れなかったけど。。。
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ペコ、ペコ、ペコは少しは幸せだった?私の事は何て思っていた?

この部屋での暮らし、そんなに悪くなかったぜとか
お前の事、最初は恨んだけど、俺を捕まえようとさえしないなら別に嫌いじゃなかったぜとか
めしもいつも旨かったぜとか、

私の勝手な願望だけど、そう思ってくれてたら良いな。。。

さよなら、ペコ、色々とごめんね。。。




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by yukimomoko | 2018-05-23 23:05 | うちの猫とゆきももこの気持ち